コルシカ島ワイン用語集フランスワイン

アジャクシオ ワインとは?特徴とブドウ品種、合わせる料理

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アジャクシオ(AJACCIO)は、フランスのコルシカ島にあるワイン産地です。

コルシカ島はフランス本土よりもイタリアの近くに位置しており、イタリアの影響を強く受けています。

長期にわたる領地争いの歴史があるコルシカ島は、フランスの中でも独特な文化を持ったワイン産地です。

 

世界的な高級リゾート地であり、そのため世界中のVIPがテラスでのんびりと飲むために造られるワインが多く、これがワインの質を決定づけています。

アジャクシオ ワイン

全体像

アジャクシオはコルシカ島最大の町であり、コルシカ島の海沿い、西海岸に位置しており、ナポレオン ボナパルトの生誕の地として知られています。

アジャクシオでは、コルシカ島を支配していたギリシャ人によって、ワイン造りが伝えられており、長いワイン造りの歴史があります。

12世紀には、イタリアのトスカーナでコルシカ島のワインは高い評価を得ていました。

19世紀には、フィロキセラ禍によってワイン造りは一度衰退しますが、現在はワイン産地として復活を遂げています。

 

アジャクシオの特徴

sciacarello

 

花崗岩質の斜面にブドウ畑はあり、アジャクシオ湾沿いに広がっています。アジャクシオもコルシカ島の他の産地同様に、日照量が豊富な地中海性気候です。

アジャクシオのワインとして認可されている地域は260haほどです。

アジャクシオでのワイン生産量は、赤ワインが60%、白ワインが25%、ロゼ ワインが15%です。

ロゼワインも赤ワインと同じくスキアカレロで主に生産されていますが、赤ワインに比べると白ワインとロゼワインの生産量はあまり多くありません。

土着品種であるスキアカレロを使用した赤ワインの評価が特に高く、果実味が豊かで上品な味わいを持ちます。

 

白ブドウは、ヴェルメンティーノやユニブランが栽培されています。

アジャクシオを名乗る場合、白ワインはヴェルメンティーノを80%以上使用していなければなりません。

黒ブドウのスキアカレロ、ニエルキオ、バルバロッサを使用して造られた赤ワインは、長期熟成が可能なしっかりとした味わいで、人気があります。

その他にはアレアティコ、カリニャンサンソーグルナッシュなどを栽培しています。

 

 

飲み方のコツ

アジャクシオは赤、白、ロゼともに決してフルボディではありません。

しかし日照量の豊富な地域独特の酸味は押さえめで果実味が豊かな特徴があり、決してフレッシュアンドフルーティーというものでもありません。

お飲みになるときの温度は赤で16度、白とロゼで8~10度くらいを目安にしましょう。

決して高級ワインではありませんが、元々コルシカ島は高級リゾート地のため、世界中のお金持ちに愛されてきたワインです。

そのためあまりにも普段飲みすぎるのはお勧めできません。

できればきれいなグラスでいただき、レアなワインを飲む雰囲気を味わっていただきたいワインです。

 

合わせる料理

白やロゼはいわゆる「島ものの」ワインらしくミネラルを強く感じ、酸味が押さえめで飲みやすく、いかにも魚介類に合いそうな味わいです。

イセエビやオマールエビを大胆にグリルしたようなお料理は最高のマリアージュでしょう。

イタリア料理も現地ではよく提供されていて、パスタ料理にも合わせやすい味わいです。

 

赤ワインはミディアムボディのバランスを感じるワインですが、若干スパイスのニュアンスを感じる味わいです。

渋味は強くはありませんがザラザラしたものではなく、滑らかでキメの細かい上質なタンニンです。

若いうちはテラスでのバーベキューの肉料理にはピッタリでしょう。

牛肉を煮込んだミートソースに合わせてみるのも面白いですね。