アルザス グラン クリュは、1975年に制定されたAOCです。
グラン クリュとして指定された畑を優れた畑として認定し、そこの畑から作られたワインを格上のAOCとしています。
現在では51のリューディの畑がグラン クリュに指定されています。
51もの畑が指定されていながら、アルザス グラン クリュは、アルザス全体の約4%の生産量です。
なお、こちらのページではアルザスワインの中でもアルザスグランクリュにフォーカスしてご紹介しています。
アルザスワインの全体像は
をご参考ください。
アルザス グランクリュ
アルザス グラン クリュを名乗るためには、手摘み収穫の義務や糖度規定、収穫量の制限など厳しい規定があります。
2011年には各リューディが、独立したAOCとして認められ、必ずリューディー名と収穫年を記載することが定められました。
アルザス グラン クリュでは、辛口〜甘口まで様々なタイプの白ワインが生産されています。
1975年にアルザス グランク リュが制定されて以降、指定された畑のブドウを指定4品種に植え替える生産者が多くいました。
しかしこのアルザス グラン クリュに反発している生産者も多く、古くからその畑でワインを作っている生産者達の中には、そのまま4品種以外のものを栽培している生産者もいます。
また、指定4品種のワインであり、規定をクリアしているにもかかわらず、グランクリュを名乗らずに生産している作り手もいます。
認められているブドウ品種と例外
アルザス グラン クリュでは、白ワインのみ認められています。
そのため基本的に、認められている品種はリースリング、ピノグリ、ミュスカ、ゲヴュルツトラミネールの4品種です。
ブレンドをせずに、原則単一品種で作り、ワインラベルに品種名を表記してあるものが多いです。
しかしアルザスグランクリュの中でも生産者の運動などにより例外があります。
アルテンベルグでは4品種の1つを使用したワイン、またはリースリングを主体としたブレンドワインが認められています。
ゾッツェンベルグではミュスカの代わりに、シルヴァネールを使用することが認められています。
またケッフェルコプフでは、ゲヴュルツトラミネールを主体としたブレンドワインが認められています。
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