アルノーアント(ARNAUD ENTE)は、ムルソーを本拠地としているドメーヌ です。
1992年に設立されており、まだ比較的新しいですが、大変注目されているドメーヌ です。
4ヘクタールの畑を所有していますが、そのすべてを厳しくコントロールしていて、緊張と情熱のすべてをワインに注いでいます。
フランスのワインガイドの大手ベタンヌ エ デッソーヴで2012年にマンオブザイヤーに選ばれると俄然注目が集まります。
ブルゴーニュにおいて最高峰の白ワイン生産しているコシュ デュリや、コント ラフォンと肩を並べることができる生産者として、高く評価されています。
アルノー アントは高い評価を受けていますが、作っているワインの生産量が少なく、日本市場ではあまり出回っていません。
フランス国内でも希少なワインであり、そのため手に入れることは困難です。
アルノ―アント
最注目の新ドメーヌ
アルノーアントでは、ブドウは丁寧に栽培され、完熟したものから収穫されています。
収穫の際には通常よりも小さな大きさのカゴを使用し、ブドウの果実を傷つけてしまわないように注意して運びます。
白ワインの発酵は樽内で行い、赤ワインの発酵は2002年までは木の開放桶を使用しており、2003年からはステンレスタンクを使用しています。
熟成には小樽を使用し、果実味とのバランスを意識して、樽を使用しています。
ワインの特徴
アルノーアントのワイン造りでは、その徹底した畑仕事が特徴的です。
化学肥料や除草剤は使用せずにブドウ栽培を行い、丁寧な剪定により低収量を実現しています。
また収穫の際には、同じ畑の区画であっても完熟した果房のみ収穫を行うため、何度も同じ畑の収穫を行います。
これは現地の収穫を手伝う人々の間では有名な話です。
アルノーアントの畑仕事は仕事量がすさまじいので気をつけろ、という話があるほど熱心な畑仕事を特徴としています。
ドメーヌの歴史
1966年にアルノー氏は生まれ、もともとマッサージ師を職業としていました。
そういわれてみるとマッサージ師さんにいそうな感じがしないでもないかもしれません。
しかし1991年にワイン農家の娘であったマリーオーディールテヴノ女史と結婚し、それを機に1992年には弟のブノワアント氏と、義父のドメーヌ 分割相続し、ワイン造りを行なっています。
アルノ―アントのワインはフランス国内でも高い評価を得ており、多くの三つ星レストランでオンリストされ、重宝されています。