アストランス(ASTRANCE)はパリにあるミシュラン三ツ星レストランの中でも、最も予約が困難とも言われているレストランです。
現地でも人気の高いレストランであり、本格的なフレンチのコースを楽しむことができます。
超強気な価格設定のパリの三ツ星レストランの中では比較的控えめな料金ですが、これは食材選びに高級食材を多用しないメニュー構成にあります。
小さくてもクオリティーを追求することで存在感を放つブティックレストランとしては、おそらく世界最高でしょう。
マイペースな経営をしていて、すさまじい人気店であるにもかかわらず拡大路線には一切見向きもせず、毎日の運営にすべてを注いでいます。
ミシュランの三ツ星すら興味がないように映るほど、ゲストの喜びにすべてをささげている印象すらあります。
もともとアランサンドランスにいたシェフソムリエのアレクサンドルは、私が研修を受けたときに知り合い、その時はずいぶんとんがった印象でしたが、今はずいぶんと穏やかになったようです。
アストランス
現代ブティックレストランの最高峰
フランス発祥のレストランガイドであるゴーミヨでフランスのベストシェフに選ばれたこともあるパスカル・バルボが手掛けるレストランです。
レストランをオープンさせてから1年未満でミシュラン一ツ星を獲得し、2005年には二つ星を、2007年には三ツ星に昇格しました。
異例のスピードでミシュランを獲得した天才シェフとしても有名なのです。
食材の持ち味を最大限に生かしながらも独創的なアレンジを加えたモダンなフレンス料理を味わえます。
高級感のある落ち着いた店内は、グレーを基調としたシンプルながらもセンスのある内装です。
1階と2階に席がありますが、決して席数は多くありません。
加えて、営業日が火曜から金曜までと週4日営業と少ないので、予約の際には注意が必要です。
アクセスと価格のめやす
パリ16区のエッフェル塔からも近い位置にレストランはあります。
6番線のパッシー駅が最も近い駅で、徒歩5分ほどでレストランに着きます。
厳かな外観で、中のレストランが見えるようになったガラス窓が目印になります。
内装は絢爛豪華ではなく、そのため服装はセミフォーマルでも大丈夫です。
ランチコースは70€とお得なものもありますが、ワインやシャンパンと楽しむのであれば150€前後の予算のコースがおすすめです。
ディナーコースは200~350€が相場価格になります。
前菜から魚、肉、デザートまで全てをしっかりコースで楽しむことができ、一皿一皿こだわりのある盛り付けが芸術的です。
ミシュラン東京三ツ星レストランのカンテサンスの岸田シェフなど多くの有名シェフが修行したことがあることでも有名でしょう。
日本の食材や味噌などを取り入れたりと斬新なアイデアの料理もあるのでクラシカルなフレンチとは違った新しさを目と舌で楽しめると評判で、オープンから満席が続いているという人気ぶりです。
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また、レストランの場所によっては治安の悪いところもあり、高級レストランに通うお客を狙った犯罪もあるのが現状です。
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