ワインバーは一般的なバーに付け加えて「ワインに特化したバー」なので、必然と向き不向きが分かれてしまいます。
ひょっとしたらあなたはワインバーでアルバイトをして、その先にソムリエとしてのスキルアップを考えているのかもしれません。
あるいはソムリエになれたらいいけど、何からすべきなのかがわからないのでワインバーのバイトからしようと思っているのではないでしょうか。
ここでは、あなたがワインバーでのアルバイトや就職を考えている場合に気を付けるべきポイントを紹介します。
Contents
ワインバーでのアルバイト
目的をはっきりさせよう
あなたはなぜワインバーでバイトをしようと思っているのでしょうか。
単純にお金を稼ぎたいというのであれば、残念ですがワインバーよりもいいバイトはいくらでもあります。
さらに、雰囲気的になんとなくかっこよさそうという人もいるかもしれません。確かにワインバーの雰囲気はかっこいいところが多いので気持ちはわかります。
しかし、アルバイトがする仕事は決してかっこいい仕事ばかりではありませんし、いわゆる雑用ばかりのこともあるかもしれません。
学生時代の社会経験として、いつかはワインバーを経営したい、ソムリエになりたい、などの目的もあると思います。
自分はなぜワインバーでバイトをしたいのか、始める前にはっきりさせたほうがいいでしょう。
ワインバーの前に、自分を知ろう
ワインバーできびきび働くソムリエの姿は確かにかっこいいですし、あこがれる気持ちもよくわかります。
しかし、彼らも努力なくして現在の姿があるわけではありません。
ソムリエとして一人前になるにはそれなりに経験を積むことが重要ですが、ソムリエとして以前に飲食店の人としての経験も必要です。
一般的に、一人前になるまでには5年~10年はかかるといわれています。その期間はある程度の我慢も必要ですし、決して華々しいものではありません。
また、ソムリエは接客業なのでもともと根暗だったり人を信用できない人であれば不向きかもしれません。
アルバイトするのに向くお店
では、ワインバーでアルバイトをするのに向いているお店とはどのようなお店でしょうか?
一番は”流行っているお店”でしょう。
お客様に支持されているということは理由があります。ワインの品ぞろえだけではだめですし、雰囲気だけでも生き残れません。
流行っているのは接客や料理の質が高いからであって、そういうお店は得るものが多いのでバイトに向いているといえます。
また、アルバイトであってもしっかりと教育してくれるお店は得るものも多いですし、スタッフ間の信頼関係も築きやすいでしょう。
アルバイトするのに向かないお店
逆に流行っていないお店はそれなりに理由があるのでアルバイトにも向かないといえます。
接客がダメ、料理がまずいなどはわかりやすいですが、オープンしてしばらくたつのに常連客がいないなどはどこかにダメな理由があります。
さらに、お店のスタッフ間の空気がぎすぎすしている、乱暴な言葉づかいではなす、微妙にセクハラ感があるなどはアルバイトはやめたほうがいいでしょう。
お店としてワインの品ぞろえが少なかったり、おしゃれでなくても流行ってるお店には何かしらの理由があります。そういうお店こそアルバイトに向いているのかもしれません。
時給だけで選ぶのはやめよう
求人広告を見るとどうしても時給に目が行きがちですが、あなたがバイトを時給だけで決めようとしているのであれば先が思いやられます。
特に突出して時給が高い場合は注意が必要です。初心者なのにいきなり時給1500円とかのお店には何かしらの理由があるものです。
中にはガールズバーやサパーまがいのお店なのにワインバーをうたっているお店もありますし、そんなお店でアルバイトを始めたら経験にもなににもなりません。
また、時給は高くても短時間しか働けない場合も最終的に金銭的な満足に達しません。
時給に関してはワインバーのアルバイトでは1000円前後が相場でしょう。
そのくらいの時給で働きやすそうなところを選ぶのが正攻法でしょう。
飛び込みか、求人広告か
あなたに本当にお気に入りのワインバーがあって、「そこで働きたい」というのであれば、お客様として何度か通い、思いきって店長さんに働かせてほしい旨を伝えましょう。
気おくれすることもあるかもしれませんが、お店の側からすれば決して悪い気はしませんから気にしないで大丈夫でしょう。
ただしこのケースの場合は働いてみたらいいお店でない場合にやめづらいという心理が働きます。
その点、求人広告の場合は働いてみて「こりゃダメだ」と思えばやめるのも仕方がありませんし、次のお店を探せばいいだけです。
最近は「ワインバー バイト」で検索すればいくらでも出てきますので、そこから探しましょう。
まとめ
あなたがワインバーでのバイトを考えているのには何かしら理由があるのでしょう。
ばいとをしたい理由は人それぞれですが、共通しているのはやはり「ワインが好き」という一点につきます。
ワインバーで働く人は当たり前ですがワインがすきなので、あなたが全くワインに興味がないのであれば苦痛以外の何物でもありません。
逆に、「ワインが好き」というのであればとりあえずやってみるというのも一つの手段でしょう。
ここではいろいろ紹介しましたが、ワインが好きというのはそれだけでものすごいアドバンテージがあります。
いろいろ考えるかもしれませんが、思い切って飛び込んじゃえという勢いも大事でしょう。
最初は戸惑うかもしれませんが、3か月もすればなれますし、慣れてしまえばあなたはすでに初心者ではありません。
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