ワイン用語集フランスワインボルドーのシャトーボルドー地方生産者

シャトーボーセジュールベコとは?その特徴と歴史

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シャトー ボーセジュール ベコは、サンテミリオンのプルミエ グラン クリュ クラッセBに格付けされているシャトーです。

セカンド ワインは、トゥルネル ド ボーセジュールです。

以前は変わり者で有名だったファグエ博士が所有していたことからボーセジュールファグエと名乗っていました。

 

もともとシャトーボーセジュールと一つの畑でしたが、相続で分割されてこことボーセジュールになりました。

もっとも、こちらは直径の子孫が残っていないため、その意味では本家はもうひとつのボーセジュールになります。

 

ボーセジュールという名前は、日本語では「美しい棲家」という意味で、わかりやすいことこの上ないことから様々なワイン名に使われています。

どちらが本家ということはありませんが、一般的に「ボーセジュールのシャトー」といえば、サンテミリオンの不達のシャトーを指します。

 

シャトーボーセジュールベコ

歴史あるサンテミリオンの名家

醸造所はサンテミリオンの丘の頂上付近にあり、所有している畑は16haです。

畑はサンマルタン ド マゼラ台地のヒトデ石灰岩の上に位置しています。

栽培面積はメルロ70%、カベルネ フラン24%、カベルネ ソーヴィニヨン6%です。

収穫はすべて手摘み、そして厳しい選果を行い、ステンレスタンクで発酵を行います。

マロラクティック発酵は樽内で行います。熟成は新樽を80~100%用い、16~18カ月間行い、清澄とろ過は行わずに瓶詰めされています。

 

ワイナリーの歴史

18世紀にはカルレス ド フィジャック家が所有していたシャトーでしたが、1869年に相続でボーセジュールとボーセジュール ファグエに分割されます。

1969年にはミッシェル ベコ氏が買収します。

1979年にはシャトー トワ ムーランを購入し、以前から所有していたシャトー ラ カルテ、ボーセジュール ファグエの3つを統合し、ボーセジュール ベコとしました。

 

1985年に、息子のドミニク氏とジェラール氏が引き継ぎます。

しかし同年に格付け外のシャトーの畑を統合したことなどにより、グラン クリュ クラッセに格下げされてしまいます。

これが本人たちには大問題で、この行政処分を争ったうえで、さらに品質の向上に心血を注ぐのです。

その後、ミッシェル ロラン氏をコンサルタントに採用するなど、品質向上に努め、1996年にプルミエ グラン クリュ クラッセに無事格上げを果たしました。

 

1985年にグラン クリュ クラッセに格下げされ、1996年に格上げになったことから、品質は最近向上したとされていますが、実際には以前から高い品質を維持しています。

1985年の格下げは品質の低下が問題ではなく、シャトー買収のトラブルのためであるとされています。

2000年以降より厳しい収量制限により、力強くコクがあり、酒質が強いスタイルが評価されています。現在さらに品質が高まり注目されているシャトーです。