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ボーモンデクレイエール シャンパーニュとは?その歴史と特徴

ボーモン・デ・クレイエールは、エベルネ近郊の小さな村マルドゥイユを拠点に活動しています。

現在の責任者は、オリヴィエ・ピアッツァ氏です。

ボーモン・デ・クレイエールは、「熟成させてもフレッシュさを保ち続けるシャンパーニュ」であることをコンセプトとしています。

一見矛盾しているこのコンセプトを可能とするために、ワインに使うブドウに対して徹底した選別を行い、非常に高いレベルの果汁を厳選しています。

後述しますがブドウ栽培家の組合が組織の主体となっているため、ブドウへのこだわりが強く、ほかのメゾンではみかけない手法で生産されています。

ボーモンデクレイエール

ブドウ栽培家のシャンパンメゾン

ボーモン・デ・クレイエールには、主にピノムニエという品種のブドウを使います。

ほかのシャンパーニュでは、シャルドネやピノ・ノワールをメインに使うものが多く、ムニエはシャンパーニュ地方唯一の地ブドウでしたが補助的に使われるだけにすぎませんでした。

世界的に見れば、シャルドネピノノワールなどの花形品種に人気が収れんされてしまいます。

それがぶどう生産者からすれば納得がいかなかったのでしょう。

しかし、この地の栽培家よってムニエを使い最高級のシャンパーニュが作れるということが証明されました。

また、ボーモン・デ・クレイエール社は品質に徹底的にこだわり、ブドウ100%自社生産を行い、ブドウのプレスもすべて自社で行っています。

さらに、プレスによって得られる一番搾り果汁「キュヴェ」をさらに厳選して、種の周りの果肉からのみ取ることができる「クール・ド・キュヴェ」を利用するというこだわりを見せています。

このような選別は、非常に手間やコストがかかるため他社ではまず見られません。

 

ワイナリーの歴史

ボーモンデクレイエールは、シャンパーニュメゾンとしては珍しい協同組合CM)という形のメゾンです。

ブドウ栽培業者たちのピノムニエへの思いが設立させたといってもいいでしょう。

 

現地の栽培家はどれだけ情熱を注いで高い品質のムニエ種のブドウを作っても、売ってしまうだけでは品質が無駄になってしまうという悩みを抱えていました。

この問題から、人々は「自分たちのブドウで最高のシャンパーニュを作ろう」という志を持ち、1955年ボーモン・デ・クレイエールは生まれました。

このような思いが、完全自社製造という徹底した品質管理の原動力となり、今日に至るまでの最高級のシャンパーニュの醸造を実現しています。

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