ワイン用語集フランスワインボルドーのシャトーボルドー地方生産者

シャトーベルグラーヴとは?その特徴と歴史

 

シャトー ベルグラーヴはオー メドック(サンローラン村)に位置し、メドック5級に格付けされているシャトーです。

セカンド ワインはディアンヌ ド ベルグラーヴです。ベルグラーヴは、フランス語で美しい砂利という意味です。

 

所有する畑は61ha(年間生産量は30000ケース弱)で、サン ジュリアンとの境界に位置しています。

土壌は粘土質下層土を覆う、深みのある砂利質で、特にカベルネ ソーヴィニヨンの栽培に適しています。

栽培面積はメルロ51%、カベルネ ソーヴィニヨン44%、カベルネ フラン3%、プティ ヴェルド2%です。

シャトーベルグラーヴ

失地回復のシャトー

元々は機械収穫を取り入れていましたが、現在は機械収穫をやめ、100%手摘みで収穫しています。

発酵は収穫した区画ごとにステンレス タンクと木製タンクを併用して行います。

繊細な風味を大事にしているため、徹底した温度管理の下、低温で発酵させています。

マロラクティック発酵は一部樽内で行い、熟成も区画ごとに分けて行います。

新樽比率は40~60%で、15~18カ月熟成させ、バランスをとり、各区画のものをブレンド。

ろ過をせずに瓶詰めされていますのでデカンタージュは必須でしょう。

 

ワイナリーの歴史

 

1980年に大企業ドゥールト社が買収し、巨額の投資を行います。

いち早く徹底したグリーンハーヴェストを導入、厳しい選果、手摘み収穫の導入、従来よりもメルロ比率を下げてカベルネ ソーヴィニヨンを重視する、などの改革を行います。

醸造家のミッシェル ロラン氏をコンサルタントに招き入れ、さらなる品質の向上を目指しています。

 

ルイ15世の統治下では、ベルグラーヴと狩猟の関係性が深く、そのためその名残としてワインラベルにはフェレットが描かれています。

またセカンド ワインのディアンヌとは、ローマ神話に出てくる狩猟の女神の名前です。

以前、メドックで最も忘れ去られたシャトーとでまで言われたベルグラーヴですが、ドゥールト社が所有してから品質の向上が著しく、注目されているシャトーです。

日本では漫画「神の雫」で取り上げられ、サラリーマンのラトゥールとして評価されています。

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