ワイン用語集フランスワインプロヴァンス地方

ベレ ワインとは?特徴とブドウ品種、合わせる料理

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ベレ(BELLET)は、プロヴァンス地方にあるワイン産地です。

他のプロヴァンス地方のワイン産地とは東側に離れており、ベレはコート ダ ジュールのニース近郊にあります。1941年にAOCに認可されました。

日本ではほとんど見かけることのないワインですが、それもそのはず、世界的なリゾートであるニースやお隣のモナコでそのほとんどを消費されるのです。

国際的なリゾートに来たら地元のワインを飲みたいと願うのが人情で、それにこたえていたらとても輸出に回すことなんてできっこないのです。

もちろん優秀な生産者もいるのでしょうが、今のところ目立ったワインはないのが現状です。

もっともこれは仕方がないかもしれません、実際にニースを訪れればわかりますが観光消費がほとんどで品質よりも観光ビジネスが先行しています。

世界中から年がら年中観光客が押し寄せ、天候もよく景色も世界有数の街に住めば、私だったら生真面目に働く気にはなれません。

観光客向けの楽しいビジネスをして暮らしたいと願うのが人情でしょう。

そのためワインの品質にまで目が向かなくても仕方がないかもしれません。

 

 

ベレ ワイン

ニース近郊のワイン産地


べレではブドウ栽培で認められている地域が650haほどあるにも関わら、実際にはわずか50haほどしか畑がありません。

野菜や果物が入り混じっていて実際にはその半分しかないかもしれません。

そのため年間で80000本ほどしか生産されていません。

ベレは、観光地であるニースに近いこともあり、そのほとんどのワインがニースで消費されています。

そのためあまり日本で見かけることはなく、希少なワインです。

 

ベレにはギリシャ軍によってワイン造りが伝えられた古い歴史があり、プロヴァンス地方の中では高級ワインの産地として知られています。

19世紀初頭には大変人気があり、ワイン産地として栄えていました。

ベレのワインは、ルイ14世やアメリカのトーマス ジェファーソン元大統領が愛飲していました。

 

特徴とブドウ品種

ベレのワイン生産量は、赤ワインが約40%、白ワインが約35%、ロゼワインが約25%です。

ベレのブドウ畑は標高200〜300mほどの位置にあり、ニースの西側、裏手の高台にあります。

周辺はオリーブや果物の畑に囲まれていおり、非常に起伏に富んでいます。

ベレは傾斜が激しい丘陵地であり、機械作業が困難な立地条件となっています。

そのためベレでは、手作業によりほとんどの手入れを行なっています。

 

土壌はケイ素と石灰質が混ざっており、畑は丘に沿うような段々畑になっていて、南仏特有の強い風であるミストラルの影響を、効率よくうけることができます。

プロヴァンス地方の他のワイン産地と同様に、日照量が豊富な地中海性気候です。

 

白ブドウは、ヴェルメンティーノやクレレット、ロールなどが栽培されています。ピニョロルやマヨルカンといった地元の品種も栽培しています。

黒ブドウは、サンソーグルナッシュが栽培されており、地元の品種であるフュエラやブラケからもワインが生産されています。

 

合わせる料理

前述のようにもともとニースの観光客向けのワインのため、突き詰めた品質の高さというよりはリラックスして飲みたいタイプのワインです。

そのためレストランなどではなく、カフェやビストロ、もっと言えば海を見下ろすテラスでこそ飲みたいワインといえます。

ニース料理であれば野菜をトマトで煮込んだラタトゥイユやピザ生地に様々な具をのせたピサラディエール↑などと合わせるのがいいでしょう。