ワイン用語集フランスワインボルドー地方

ブライ ワインとは?特徴と楽しみ方のコツ

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ブライ(BLAYE)は、ボルドー地方のジロンド川右岸に位置しているワイン産地です。

以前は同じ地区内にプルミエール コート ド ブライがありましたが、2009年からコート ド ボルドーに吸収されました。

ジロンド河を見下ろす台地に畑は広がっており、メッドクよりも高地に位置しています。

変化に富んだ地形が特徴的で、日照量に恵まれています。

ブライはブールよりもジロンド河の下流に位置しており、ブールが重い土壌構成に対して砂質系の軽いものが主となっています。

ブライは北部と南部、ブライの港の東にある後背部の3つに分けることができ、北部と南部は比較的平坦な地形で、砂や粘土の混じった土壌構成です。

後背部は小高い丘になっており、粘土と石灰岩が広がっています。

 

著名な生産者に

 
Bel-Air la Royere、Gerard Depardieu、Gigault、Les Grands Marechaux、Roland la Garde

等があります(これらのワインは品質が際立って高いので、このページの紹介とは乖離がありますので適宜ご判断ください)
 

ブライ

特徴とぶどう品種

ブライでは赤ワインのみが認められています。ブライの赤ワインには丸みがあり、繊細でフルーティながら少し軽やかな骨格を持ちます。

ブライの中でも北部の畑のものは軽やかなものが多く、南部のものは骨格があり長期熟成に向いているとされています。

 

ブライで生産される赤ワインカベルネソーヴィニヨンカベルネフラン、メルロを主要品種とし、補助品種としてカルメネール、マルベック、プティヴェルドが認められています。

ブライ地区ではコロンバールやユニ ブランから白ワインも生産していますが、白ワインは1936年にAOCに認定されたコート ド ブライの名でリリースされます。

ロゼも生産していますが、ロゼは広域アペラシオンとしてリリースされています。

 

 

ブライでのワイン造りの歴史は古く、ローマ時代にブドウの木は持ち込まれました。15世紀にはメッドクよりも知名度があり、高い評価を得ていました。

聖地サンティアゴ コンポステラへの巡礼路の経由地であることや、河沿いで船が来航しやすいことが、その要因として挙げられます。

フィロキセラ以降あまり評価は芳しくありませんでしたが、1990年代半ばから大手資本が流入し、若手の台頭がみられ品質が向上しています。

 

楽しみ方のコツ

ブライのワインは、一部極めて上質なワインがありますが、多くは気軽に楽しめる上質なワインです。

そのため緊張して飲んだり、あるいは格式ばった楽しみ方をするのはお勧めできません。

リラックスして、センス良く楽しみたいところでしょう。

温度は16度くらいに設定して、グラスはきれいであれば大ぶりのものでなくても大丈夫です。

ボルドーグラスにこだわらなくても、極端な百円均一のグラス(↑の右二つなど)でも最近はいいものが出回っていますので、そちらでもいいでしょう。

料理も日本の食卓にも十分に合わせられるものです。

ご家庭であればミートソースをじっくりと煮込んだパスタやトンカツ、少し贅沢にすき焼きでもいいでしょう。

高級ワインはある程度の楽しみ方のパターンというものがありますので、逆に言えば「品質はいいけど価格は押さえめ」というワインこそセンスの見せ所かもしれません。