ワイン用語集フランスワインシャンパーニュ地方

ボランジェ シャンパーニュとは?その歴史と特徴

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ボランジェは、1892年に、シャンパーニュ地方アイ村に創設されたワイナリーです。

ボランジェ一族によって、創立当初からの伝統的な製法が守り続けられています。

1884年には、英国王室御用達の栄誉を授かり、1992年には「ボランジュ憲章」として、一族が継承してきた製法や品質について発表しています。

2008年以降は、ボランジェという財産やワインを存続させていくために、これまでのやり方を見直し、家族とつながりのない大手企業グループ出身のジェローム・フィリポンが責任者となりました。

現在でも、ジェローム代表とボランジェ家が力を合わせながら、名門ワイナリーとしての品質を守り続けています。

 

現在は年間150万本を生産し、ストックは600万本と盤石です。

120ヘクタールの畑を所有しますが、これは全生産量の65%となります。

生産の80%以上は輸出向けで、日本にもよく紹介されています。

 

ブルゴーニュのジュヴレシャンベルタンのようにと樹に荒々しく男性的で、色調が濃く香りの強いシャンパーニュをリリースしています。

 

ボランジェ

品質を追求した大手シャンパーニュメゾン

ボランジェでは、シャンパーニュにつかうブドウの60%以上を自社で持っている畑から作り、残りの40%は近隣の信頼できる農家から買い付けています。

また、自社でプレスした一番搾りの果汁のみをつかい、2番絞り果汁は他社へと売却するなど徹底した品質管理を行っています。

発酵に使われるのは、樫の子樽です。

通常、ワインの発酵には、ステンレスタンクが用いられるのですが、ボランジェでは品質管理の一環で、自社専従の樽職人によって作られる樽を利用しています。

 

ボランジェスタイルについて、エクスポート・ディレクターであるギイ・ド・リヴォワール氏は、

「多種多様な果実味」「クリーミーな泡立ち」「濃厚な要素と繊細さのバランス」

という3つをポイントをボランジェのエスプリとして表現しています。。

 

ジェームスボンド愛飲のシャンパーニュ

歴代の007でジェームスボンドはことあるごとにボランジェのシャンパーニュを愛飲しています。

1973年から最新作のスカイフォールまで、世界的なメディアを通してブランディングを成功せしめています。

もちろんこれは007のスポンサーがボランジェであるからなのですが、007ほどのスーパーコンテンツのスポンサーを長く続けるのは並大抵ではないでしょう。

ボランジェの爽快で、時に妖艶な味わいは007のイメージと相まって、最高のCMパフォーマンスだといえるでしょう。

 

 

ワイナリーの歴史

ボランジェは、1829年に設立された「ルノダン・ボランジェ」から始まりました。

 

貴族家系の末っ子として生まれた、エマニュエルドヴィラモンは、王党派だった関係でフランス革命時にはロシア帝国軍に逃げ込みます。

ナポレオン時代に故郷のアイ村にもどり、傾いた家系を持ち直すために所有するブドウ畑でシャンパンづくりをしようと思い立ちます。

ヴィラモンは、この畑がシャンパンつくりに適していることに気づきますが、貴族という立場上商売をすることができませんでした。

(というよりも頭を下げて売りまわるという商売の生臭さに向いていないと自覚したのが原因といわれています。)

 

ヴィラモンはシャンパン事業を始めるために故郷のドイツを離れたジャック・ボランジェと、ワイン好きのシャンパーニュ人ポール・ノルダンと出会います。

ヴィラモンは、出資者としてこの2人が始めたワイナリーに協力し、「ノルダン・ボランジェ」を設立します。

ところが設立当初の1830年にポールノルダンは会社から去り、ジャックボランジェが仕切ることになるのです。

 

ジャックボランジェは1888年に亡くなりますが、その子孫であるリリーボランジェという女傑が出現します。

45歳で未亡人になった彼女は第二次世界大戦でドイツ領になった難局を乗り切り、その後シャンパーニュ造りのクオリティに極限までこだわります。

1977年に没するまでボランジェの高いブランドイメージを確固たるものとして事業を甥のクリスチャン ビゾに承継するのです。

 


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