ボノー デュ マルトレイ(MONNEAU DU MARTRAY)は、ペルナンヴェルジュレスにあるドメーヌです。
所有している畑は11haであり、グラン クリュのみを手掛けています。
グランクリュだけ、というのはなんともプレッシャーが大きそうな印象ですが、それを大きくはねのける評価を得ていて価格も大変に高価です。
ルイラトゥールとともにコルトン シャルルマーニュの代名詞、とも呼ぶことが出来るドメーヌです。
現在はカリフォルニアのカルトワインで有名なスクリーミングイーグルの傘下となり、その手腕が期待されているところです。
ボノーデュマルトレイ
コルトンシャルルマーニュの旗手
2000年から栽培で有機農法を取り入れており、2004年からビオディナミを採用しています。
2011年からは所有している畑すべてでビオディナミを実践しています。
畑の周辺の環境にまで気を配り、様々な昆虫や植物、動物などの生態系を保ち、自然に配慮したワイン造りを行っています。
収穫は手摘みで行います。基本的にはブドウ樹一本から5房という低収量を実現し、収穫します。
またクオリティコントロールのため年に180樽以上は造らないというポリシーをもっているため、豊作の年でも収量をむやみにあげることはしません。
ボノー デュ マルトレイのワイン造りでは酸味とミネラルを重要視しており、樽の強すぎる影響はワインの味わいを隠してしまうと考えています。
そのため熟成の新樽率は1/3程度に抑え、果実の味わいを大事にしています。
ドメーヌの特徴と歴史
ボノー デュ マルトレイの特徴としては、グラン クリュのみを手掛けている数少ないドメーヌであるということです。
コルトン シャルルマーニュを9ha所有しており、コルトン シャルルマーニュを最も広い面積所有しているドメーヌです。
樹齢40~60年のブドウ樹から造られたコルトン シャルルマーニュは、モンラッシェと並びブルゴーニュ最高峰の白ワインです。
その他にはコルトンも所有しており、コルトンでは高品質な赤ワインを生産しています。
ボノー デュ マルトレイは、古くから歴史があるドメーヌです。
モニエール伯爵の父が、1966年に11haの畑を相続し、1994年からモニエール伯爵が当主としてドメーヌを運営していきました。
しかし2017年にカリフォルニアのカルト ワインとして有名な、スクリーミングイーグルによって買収され、これからが大変注目されているドメーヌです。