ワイン用語集フランスワインロワール地方

ボンヌゾー ワインとは?ブドウ品種、特徴、合わせる料理

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BONNEZEAUX(ボンヌゾー)は、フランスのロワール地方アンジュ・ソーミュール地区のAOCです。

貴腐ワイン(甘口高級白ワイン)として非常に有名で、ロワールの貴腐ワインのなかでは知名度は最も高いと言えます。

 

ボンヌゾーはアンジュ地区のトゥアルセという歴史ある村にあります。

ロワール三大貴腐ワインと呼ばれ、コトー・デュ・レイヨンとカール・ド・ショームと共に並びます。

ロワールの貴腐ワインは生産数が少ないので貴重と言われていますが、ボンヌゾーは、この三大貴腐ワインの中では安価な方になるでしょう。

日本ではコトーデュレイヨンとカールドショームはほとんど見かけませんが、ボンヌゾーは探せばきっと見つかります。

グーグルマップで見ると、日本語のカタカナが”ボネオー”になっていますが、さすがにこれはひどい。

どなたかわかる方がいらしたら修正依頼を出していただけないでしょうか・・・。

 

ボンヌゾー

ブドウの品種

ボンヌゾーはシュナンブラン種のブドウを主体として造られています。

この地域はロワール河の支流が多く、さらに蛇行しています。

その結果、霧が発生しやすく、湿度が保たれることから貴腐ブドウが出来やすいのです。

この貴腐化したブドウを丁寧に収穫して造られています。

規定では貴腐ブドウだけでなく、遅摘みのブドウを使用しても良いことになっていますが、ほとんどは貴腐ぶどうで造られていると考えていいでしょう。

ただし、糖分についてはヴィンテージや造り方で甘さが変わってきます。

 

シュナン・ブランはドライワインでは松ヤニを感じさせる独特な香りがありますが、貴腐化されることでその香りはすくなくなります。

そして蜂蜜のような甘さが前面に出るようになるのです。

 

 

ボンヌゾーの特徴

リリースしたてはオレンジがかったゴールドのような色の貴腐ワインです。

濃厚な密や柑橘系の甘みを感じる、糖度と酸味のバランスの良さが特徴になります。

そのため口当たりがよく、親しみやすいワインとなっています。

干しブドウのような熟成させた香りが貴腐ワインならではと言えるでしょう。

そこにアカシアや蜂蜜の香りが混ざり合います。

爽やかさとフルーティーさを感じるワインなので女性受けの良いワインでしょう。

優雅さや品格を楽しめます。

 

飲み方のコツ

ボンヌゾーは甘口ワインの中でも甘味と果実味の凝縮感が強く、一口目のアタックが強く感じます。

そのため大ぶりのグラスよりも小ぶりなグラスのほうがいいでしょう。

大ぶりのグラスは一口で口に入る量が多くなってしまい、これではせっかくの貴腐ワインの繊細な味わいを楽しめないのです。

小ぶりで先がつぼまったグラスであれば何でも構いませんが、できればワインのきれいな外観を楽しめるようにしっかりとみがいていただきましょう。

温度は白ワインとしては若干高めの8~10度程度になります。

この温度は、冷蔵庫に一晩ねかせてひやし、飲む20分程度前に室温に置いておけばいいでしょう。

 

相性の良い料理

酸味がしっかりしているためしつこさのない貴腐ワインなので、フルーツ系のデザートと共に味わうことがお勧めです。

その中でも特に焼き菓子やタルトと合います。

リンゴをカラメルとともにオーブン焼きにしたようなデザートは、考えただけでも最高のマリアージュでしょう。

 

 

甘さの中にスパイシーさも感じる、後味が楽しめるワインなのでブルーチーズとの相性も良いでしょう。

ボンヌゾーの風味と豊かな糖分は、塩分の強いチーズとも合わせやすいです。

ソーテルヌとブルーチーズの組み合わせと同様に、口いっぱいに広がるチーズの塩分を、ボンヌゾーのふくらみある甘味がリフレッシュしてくれるのです。

輸入チーズは癖が強くて苦手、という人にもお勧めできるマリアージュでしょう。