ブシャール ペール エ フィス(BOUCHARD PERE ET FILS)は、ボーヌを本拠地としたドメーヌです。
広大な畑を所有している大ドメーヌとして様々なワインをリリースしています。
自社畑のものだけでなく、長期契約している契約農家からブドウを購入し、ワインを生産しています。
日本でも見かけることの多いドメーヌで、特徴的なラベルを覚えている人も多いのではないでしょうか。
ブシャールペールエフィス
ブルゴーニュを代表する巨大ドメーヌ
収穫はすべて手摘みで行います。
収穫したブドウは、傷をつけないように小型のケースに入れて運び、選果を行います。
2005年には新醸造所を設立し、グラヴィティ システム(重力を利用したブドウ運搬システム)を導入しています。
発酵槽は小型ステンレスタンクと、特注の木製発酵槽があり、区画によって使い分けています。
熟成に使用する樽に関しては強いこだわりがあり、コニャックのタランソー社と共に樽製造会社を設立し、完全オーダーメイドで造られた樽を使用しています。
ドメーヌの特徴と歴史
ブシャール ペール エ フィスの特徴としては、その広大な所有畑を挙げることが出来ます。
ル モンラッシェやコルトンなど、コートドールを中心に畑を所有しています。
所有している畑は約130haであり、グラン クリュが12ha、プルミエ クリュが74haと広大な面積です。
また、約30の自社畑に気象台を設置しており、そのデータをもとに、畑の特徴に合わせた栽培・醸造を行っています。
1731年にミッシェル ブシャール氏によって、織物商として創業されました。
ワイン業は、1775年にヴォルネイの畑を購入したことから始まります。
3代目のアントワーヌ フィリベール氏の時代にドメーヌは発展を遂げます。
フランス革命後に没収された様々な銘醸畑を買い足し、所有畑を拡大していきました。
1830年には、アントワーヌ氏はシャトー ド ボーヌ城を購入、現在も地下を熟成庫として利用しています。
家族経営で運営してきたブシャールですが、1970~80年代には衰退を迎え、新樽を購入することが出来ないほど経済的に困窮してしまいます。
そのため1995年に、シャンパーニュ メゾンのアンリオを所有しているジョゼフ アンリオ氏が後を継ぎ、ここで家族経営は終焉を迎えます。
しかしアンリオ氏所有となってから品質の向上が著しく、評価が高まっています。
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