ワイン用語集フランスワインロワール地方

ブルグイユ ワインとは?ブドウ品種と特徴、合わせる料理

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BOURGEUIL(ブルグイユ)はフランスのロワール地方のAOCで、ロワール河右岸トゥーレーヌ地区に位置します。

ロワール地方の中でも高品質な赤ワインを生産することで有名です。

赤ワインとロゼワインのみがAOC呼称として認められています。

 

ロワール河対岸のシノンとは環境が似ているため、シノンで生産されるワインとはライバル関係であると言われています。

ただしシノンが赤・白・ロゼの3種類が認められているのに対してブルグイユは赤とロゼのみのアペラシオンです。

ソムリエ試験ではひっかけ問題で出題されますので押さえておきましょう。

カベルネフラン
ロゼ カベルネフラン

 

 

 

ブルグイユ ワイン

ブドウの品種

ブルグイユは主にカベルネフランを使用していますが、10%以下であればカベルネソーヴィニヨンをブレンドすることも認められています。

(あまり知られていませんが、カベルネソーヴィニヨンはカベルネフランとソーヴィニヨンブランの交配だという説が有力です)

この土地ではカベルネ・フランを「ブルトン」、カベルネソーヴィニヨンを「ピノー」と呼びます。

ブルトンはこの地のカベルネ・フランを発展させたアボット・ブルベンの名前から取っており、別名をつけることこの地でのワインへの信用度を上げました。

 

ブルグイユは古代ローマ時代よりブドウ栽培がされている、ブドウの歴史ある土地なのです。

 

ロワール地方独特のテュフォーと呼ばれる海洋化石や砂で構成された岩を土壌とし、水を急速に吸収しながらもゆっくりと広がるのでブドウの栽培には非常に適した土地となります。

 

ブルグイユの特徴

赤ワインではありますがタンニンが滑らかで、喉ごしが良くて飲みやすいのが特徴となり、そのためワイン初心者の方でも飲みやすくなっています。

若いうちは深みのある濃いルビー色となり、カシスや熟したベリー系の第一アロマがします。

果実や酸味の混ざったフレッシュさのあるワインですが、合わせて奥深さも感じることが出来ます。

 

シノンのワインと比べるとカベルネフラン特有の青臭さが少なく、完熟した果実を感じることが出来ます。

生産者によっては熟成にも耐え、第三アロマの果物のコンフィや腐葉土のようなミネラルの香りが楽しめます。

このような場合はデカンタージュをして、30分程度待ってから楽しみましょう。

 

飲み方のコツ

ブルグイユは上質なワインではありますが渋みやボディは強くありません。

温度が上がりすぎると味わいがぼけてしまう可能性がありますので、赤ワインではありますが14度程度に温度を調整して飲むのがベストでしょう。

 

ちなみに、ご家庭では14度の温度を保つのは結構大変かもしれません。

春から秋にかけては水道水に氷を少し入れて温度を調整して、その中にボトルを入れることで調整が可能です。

 

また、生産者によってはnon filtreノンフィルトレといって、フィルターを通さずに瓶詰めするところもあります。

この場合はオリが沈殿していることもありますのでデカンタージュをしていただきましょう。

グラスの形は大ぶりでなくていいので、ふっくらとして先がつぼまったグラスであれなたいてい合わせられると思います。

 

 

相性の良い料理

まろやかさがある赤ワインで、渋みが少なく飲みやすさが特徴なのでずばり鶏料理とは最高のマリアージュです。

肉料理以外にもマグロ肉などの赤身肉の魚との相性も良いですね。

 

肉料理であれば鴨とも特に相性が良いでしょう。

鴨料理の場合は熟成させた肉を用いるとワインが負ける可能性がありますので都会的に軽く仕上げるほうが合わせやすいです。

果実味が強いため甘い料理や塩気のある料理とも相性が良く、幅広い料理とマリアージュ可能です。

 

渋味が軽やかでバランスの良い仕上がりのワインなので、様々な料理が一度に並ぶ日本の食卓にも合わせやすいワインです。

是非お試しください。