ワインを楽しむための知識ブルゴーニュ地方

ボルドーとブルゴーニュ|ワインボトルの違いを教えて!

ボルドーワインとブルゴーニュワインはブドウ品種が違いますし、そのため味わいや香りも全く違います。

そして、見た目にも違いははっきりと分かれています。

ブルゴーニュワインはなで肩、ボルドーワインはいかり肩のボトルです。

有名ではありますが、なぜこの形になったかは知らない人も多いようですね。

 

ボトルの違いはなぜ生まれたの?

ボルドーとブルゴーニュは競い合っていた

もともとボルドーとブルゴーニュは1800年代からワインの名産地として名をはせていました。

ただし、内陸部のブルゴーニュに比べ海岸よりのボルドーのほうが気候にも恵まれ、また輸出にも適した立地のためやや優位の時代が長く続いたのです。

そうなるとブルゴーニュとしてはその地域ならではのワインということで、ピノノワールというブドウを使って繊細でかわいらしく、時としてどっしりしたワインを造ろうということになりました。

ボルドーは色の濃いカベルネソーヴィニョン、ブルゴーニュは色の淡いピノノワール、これが決定的な違いになったのですが、ボトルの形にも影響が出てきます。

 

オリが出やすいのはボルドーワイン

昔は現在と違ってフィルトレーションというろ過技術が発達していませんでした。

そのためどうしてもオリと言ってボトルの下部に色素や渋み成分のタンニンなどが不要性となって沈殿していたのです。

特にボルドーワインはもともとが色濃いためブルゴーニュに比べてオリの量が多く、消費者からすれば「なんかきれいじゃないなあ」という声が聞こえてくるのは仕方がないとも言えます。

そこでボルドーの生産者は「それならボトルの形を工夫してオリがグラスに入らないようにしよう」と考えたのです。

↑のようにいかり肩であれば肩の部分にオリがたまり、グラスに入る前にボトル内にとまるようになります。

これがボルドーワインのボトルの成り行きです。

 

ブルゴーニュはオリが出にくい?

ブルゴーニュは前述のとおりボルドーに先を行かれていましたので「それでは僕たちは違うボトルの形にしよう」と思いました。

ブルゴーニュはボルドーに比べて繊細さをウリにしていましたのでオリの主成分である色素成分やタンニンが多くありません。

そのためオリがボルドーに比べると出にくいため、いかり肩にする必要がありません。

「よし、それであればなで肩のボトルの形にして違いをだそう」こう考えたブルゴーニュの生産者はなで肩に統一していったのです。

どうせやるなら白ワインも統一して「なで肩はブルゴーニュ」という印象をつよくしよう。

このような流れから赤ワイン白ワインも現在はなで肩です。

 

ただし、実際にはブルゴーニュワインにもオリのあるワインはたくさんありますし、現在では瓶詰までの醸造工程の違いがもっとも大きく影響するといってもいいでしょう。

 

まとめ

大きな流れはこのようになっていますが、もちろんボルドーワインにもオリが出にくいものもありますし、逆もしかりです。

もともとボルドーとブルゴーニュはワインの品質を競い合った二大巨頭でしたので、違いを出そうと「まずは見た目」が議論の場になるのは自然の流れだったのでしょう。

現在はこの「ボルドーはいかり肩、ブルゴーニュはなで肩」は世界中で採用され、例えばアメリカでもチリでもピノノワールはなで肩ですし、カベルネソーヴィニョンはいかり肩です。

ご参考ください。

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