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ブルネッロディモンタルチーノとは?特徴とブドウ品種、合わせる料理

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ブルネロ・ディ・モンタルチーノは、イタリア三大銘酒として「バルバレスコ」「バローロ」と並ぶ高貴なワインと評価されています。

その優雅な味わいから『イタリアワインの女王』と呼ばれ、世界的に有名なワインです。

イタリアで最も厳しいDOCGに初めて認定されたワインで、価格も高価です。

日本にイタリア料理ブームが起こった1990年代にも高級路線でいちはやく紹介されたバローロバルバレスコよりも高い価格設定でした。

西洋料理といえばフレンチというイメージだったところにさっそうと現れたイタリアンは、フレンチへの反動から「親しみやすい」「リーズナブル」というイメージで浸透します。

その結果ワインはがぶがぶ飲める廉価なものが紹介される中、ブルネッロディモンタルチーノは孤高のイメージだったのです。
 
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ブルネッロディモンタルチーノ

ブドウの品種

ブルネロ・ディ・モンタルチーノはサンジョベーゼの変位種であるブルネッロ種(SANGIOVESE GROSSO サンジョベーゼ・グロッソ)を100%使用しており、厳しい条件の基で生産されています。

熟成期間は最低でも5年とされ、そのうち24カ月は木樽での熟成が規定されています。

樽熟成が最低5年というのは、ブドウのポテンシャルがそもそも強くないと酒質が耐えきれません。

サンジョベーゼグロッソはそれが可能なブドウ品種ということなのです。

また栽培条件として、高品質なブドウを作るために標高250m~600mで栽培されることが指定されています。

 

ブルネッロ種はタンニンが他のブドウと比べてキメが細かく力強くなっており、皮が厚くて粒が大きく(グロッソ)なっています。

通常は小粒なほうがワインはフルボディになりやすいのですが、ブルネッロはもともと樽熟成の期間が長いため、やや大粒でも対応が可能なのです。

 

ブルネロ・ディ・モンタルチーノの特徴

ガーネット色で、繊細かつ優雅な香りと果実味を備えたワインとなります。

通常はリリースしたては紫の色調が見えるものですが、前述のようにブルネッロディモンタルチーノは法定樽熟成期間が長いのでほとんど紫の色調はありません。

逆に熟成によるブルネッロ種独特の個性的で複雑な芳しい香りが特徴的です。

リリースしたてはしっかりしたボディで重厚かつ濃密な味わいですが、熟成されると共にエレガントな柔らかさが加わって果実味が研ぎ澄まされます。

ブルネロ・ディ・モンタルチーノは大きく分けて2つあり、地域伝統の樽を使用してタンニンをそぎ落として、純粋な果実の味を生かす伝統的な味を生かす製法が1つです。

またもう1つの製法は、小樽を使用して樽の風味とボディの厚みを引き出して、まろやかに仕上げる現代的な製法です。

 

これはワイン文化の黎明期には仕方がないことなのですが、ワインブームが落ち着いてきた2000年の頃には、”樽熟成の風味が強い=いいワイン”という風潮がありました。
 
ボルドーやブルゴーニュ、カリフォルニアの高級ワインは新樽熟成が当たり前ですので、強い樽の風味イコール良いワインという理屈だったのでしょう。
 
マスコミや評論家にもこの流れを後押しする論調が多く見られ、それにならって生産者も樽の風味を誇張する造り方を採用するのです。
 
この流れはブルネッロディモンタルチーノにもあって、その結果ブルネッロ本来の個性よりも樽の風味が強いほうが評価され、高値で取引されていたのです。
 
ブルネッロディモンタルチーノは、長期に及ぶ酸化促進にもかかわらずブドウ本来の強い酒質と滑らかなでしなやかな飲み口がもともとの魅力なので、この流れには違和感を感じた人も多かったかもしれません。
 
本来であればワインはその多様性こそが魅力であるにもかかわらず、マーケットに煽動された結果、没個性化が促されてしまった例でしょう。
 
もっとも、何事も行き過ぎると自律反発があり、「それではワインの個性が失われてしまう」という声が徐々に上がり始め、現在は穏やかな振り戻しの時期にあります。
 
時間の経過とともにマーケットも成熟し、現在では元来のスタイルが正当に評価されるようになっています。

 

 

飲み方のコツ

ブルネロディモンタルチーノは流通するまでに酸化熟成をさせ、複雑な香りを楽しめるようになっています。

味わいも力強く、渋みと酸味のボリュームはすべてのブドウの中でもネッビオーロとともに最も強い品種といえます。

飲むときは、できれば温度を高めの20度に設定し、大ぶりなグラスでいただければ最高でしょう。

20度というのは快適な室温よりも若干低めの温度ですが、これをご家庭で実現するのはなかなか難しいかもしれません。

設定が難しい場合はレストランやワインバーでいただくのがいいでしょう。

 

ブルネロはオリがあることもあり、かつ、香りが開くまでに時間がかかりますので、できればデキャンタ―ジュをして30分ほどおいてからいただくのがベストでしょう。

イタリアを代表する高品質なワインですので、気分を盛り上げて、ワインに集中できる良い環境で飲みたいワインですね。

 

相性の良い料理

赤ワインなのでチーズとの相性は良く、中でも熟成されたチーズとの相性が良くなっています。

もちろん肉料理とのマリアージュも良く、赤身の肉や野鳥と合わせればワインの優雅な香りと肉の旨みが合わさります。

他のワインと違って、20年程度のヴィンテージであれば早めに栓を抜いておくほうがいいでしょう。

飲むものによってはデカンタージュをして酸化促進をさせたり、8時間前に抜栓すると良いものもあります。

ただし、20年以上経過したヴィンテージのものは、酒質がデリケートになっていることも考えられます。

この場合は飲む直前に抜栓し、グラスに注ぐときも空気を含ませないようにして楽しみましょう。


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