ラングドック・ルーションワイン用語集フランスワイン

カバルデス ワインとは?特徴とブドウ品種、合わせる料理

カバルデス(CABARDES)は、南フランスラングドックルーション地方に位置しているワイン産地です。

ラングドック地方の西側にあるワイン産地のひとつであり、オード県の西北部にあります。

世界遺産である要塞都市カルカッソンヌの北から北西、標高200~400mの位置に畑は広がっています。栽培面積はおよそ500haほどで、20000hlほどのワインが年間に生産されています。

 

カバルデス

生産地域


地中海と大西洋両方の影響を受けるというとても特殊な気候であり、比較的温暖で日照量に恵まれています。

土壌は小石が混じった粘土石灰質で、標高が高い場所では花崗岩や片岩が含まれた土壌構成になります。

カバルデスでは、赤ワインとロゼワインが生産されおり、白ワインは認められていません。

カバルデスの生産量の90%ほどが赤ワインであり、栽培されている品種はカベルネソーヴィニヨンカベルネフラングルナッシュシラーなどです。

 

 

ブドウ品種と特徴

grenache

カバルデスは南フランスボルドー地方の間に位置しており、両方の特徴を持っていることが特徴です。

赤ワインに使用できる品種もそれを表しており、ボルドー系品種と南仏系品種をブレンドして生産されています。

南仏系品種であるグルナッシュシラーで40%以上、ボルドー系品種であるカベルネ ソーヴィニヨン、カベルネ フラン、メルロで40%以上と規定されており、補助品種としてサンソーなどが認められています。

ボルドーワインと、南仏産ワインが混ざったような、複雑な味わいが特徴的なラングドックでは異質なワイン産地です。

 

地中海と大西洋を結ぶ位置にあるため、古くから軍事上重要視されている地域でした。

19世紀に入るとさらにワイン生産が盛んになり、1999年にはVDQSからAOCに昇格しました。

AOCに昇格してまだ日が浅いということもあり、あまり知名度は高くありません。

しかしボルドー地方のワインと、南フランスのワインの特徴を併せ持つ特殊なワインであるため、今後注目されていくと思われるワイン産地です。

 

楽しみ方のコツ

カバルデスは日本ではほとんど見かけませんが、見かけたとしたら赤ワインでしょう。

南フランスの凝縮した味わいとボルドーのデリケートで繊細な味わいの中間的な存在でありますが、現在のところまだ南フランス寄りの味わいと言っていいでしょう。

決して高級ワインではありませんのでレストランで楽しんでもいいですが、ご家庭でお飲みいただいても問題なく楽しめます。

そのため温度は16度程度と赤ワインとしてはやや冷やし気味に設定し、グラスも大ぶりなものではなく、中ぶりのチューリップグラスで問題ありません。

カバルデスは近年注目されていますが、とはいえ緊張して飲むタイプのワインではなく、もっと気軽に楽しめるワインです。

そのためハンバーグやミートソースのパスタのような家庭的な料理や、キノコのパスタなどの料理が合わせやすいでしょう。

また、屋外のテラスでのバーベキューにも喜ばれるワインで、肉や野菜を濃いめのソースで熱々をほおばるときのワインとしても最適でしょう。

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