チーズの楽しみ方

カマンベール ド ノルマンディーとは?原料と生産地、合わせるワイン


白カビタイプの元祖とも言えるチーズが、カマンベール・ド・ノルマンディーとなります。

独特な味わいの中にある上品なクリーミーさを楽しめるチーズとしてゆうめいですね。

日本でも輸入物のチーズの中では圧倒的な知名度ですが、それゆえにカマンベールという名前が独り歩きしている傾向があります。

ここで本来のカマンベールチーズを知っておきましょう。

 

カマンベール ド ノルマンディー

原材料

原材料には無殺菌乳を使用しており、ノルマンディーという名称は限られた地域で無殺菌乳を使用しているチーズにのみ付けられます。

風乾室にて最低21日の熟成が行われ、基本的には30~35日ほどとなります。

使用される乳の品種は規定されていないものの、ほとんどが牛でノルマン種やプリム・ホルスタイン種が多く使用されています。

 

生産地域


フランスの北西部ノルマンディー地方で生産されています。

ノルマンディー地方は、雨量もあり牧草にとっては非常に良い気候となり、上質な草が育ちます。

その草を食べて育った牛のミルクから造られるため、上質なチーズとなるのです。

干草に比べるとカロテンが豊富に含まれていることから、カロテン豊富なミルクが絞られます。

そのためチーズだけでなくバターや生クリームなど、乳製品が有名な地域となるのです。

 

特徴とタイプ

カマンベール・ド・ノルマンディーは白カビタイプとなります。

最低熟成期間は21日ですが、チーズの芯がなくなって、表面に茶色の斑点が出始めると食べごろとなります。

本来のチーズの味を楽しみたい場合は、賞味期限の1週間前くらいにチーズの状態を確認してみてください。

ただし、熟成とともに風味も香りも強くなり、初心者にはなかなかきついものに感じてしまうかもしれません。

そのためあまり親しみがない場合は購入後すぐに食べるのがベストでしょう。

 

合わせるワイン

ノルマンディー産のシードルと合わせたり、果実味のあるワインと合わせると美味しく楽しむことが出来ます。

また、世界的に有名なチーズですので、やはり世界的な知名度のボルドーワインとも相性良くなっています。

ワインではありませんが、ポモードノルマンディーといってリンゴが原料の甘口ワインがあり、定番の組み合わせと言われています。

 

もともとカマンベールチーズはこの地方のカマンベール村で作られたものだったのでした。

しかし、AOCの取得が遅かったために世界中でカマンベールの商品名が使用されてしまったのです。

AOC取得よりも知名度のほうが先行し、困った生産者組合はかんがえました。

「では、カマンベールの後にド・ノルマンディーを付けて、この地域のチーズであることを表そう。」となったのです。

 

調理用に使われることも多いカマンベールですが、カマンベール・ド・ノルマンディーは品質が高く、完成度も洗練されています。

そうなると調理用でもいいのですが、ややもったいないですね。

是非そのままチーズの味を楽しんでもらいたいチーズでしょう。

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