ワイン用語集イタリアワイン

カンパニア州のワインと地方料理|特徴とブドウ品種

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カンパニア州は、イタリア南部ティレニア海に面した場所に位置しています。

州都は、観光地として世界的に有名なナポリ。

世界三大美港のうちの1つとも呼ばれています。

 

肥沃なカンパーナ平野の前に美しいティレニア海が広がり、後ろには険しいアペニン山脈が広がります。

気候は温暖で大変に恵まれた環境で、トマトの栽培が盛んで加工用にも生食用にも生産量が多くなっています。

 

 

カンパニア州は、古代ローマの時代から豊かであることで知られており、「カンパーニアフェリックス」と呼ばれていました。

ワイン関してもその豊かさによって、南イタリアの中でも最高とよばれるほど品質の良いものが造られています。

カンパニア州

代表的な赤ワイン

タウラージは南イタリア最高と呼ばれるワインのうちの一つです。

1970年にDOCになり、1993年に南イタリアとしては初のDOCG昇格となりました。

醸造にはタウラージ村を中心とするアヴェッリーノ地方北東の丘陵地帯で栽培されているアリアニコ種85%が使われています。

残りの15%は主にピエディロッソが用いられます。

 

濃いルビー色をしており、熟成を深めることによって徐々にその色合いを深めていきます。

酸やタンニンの味わいを強く感じさせる味わいは「南イタリアで最も力強いワイン」と呼ばれています。コショウに似た濃密な香りも特徴的です。

 

代表的な白ワイン

白ワインでは、フィアーノディアヴェッリーノやグレコディトゥーフォが有名です。

どちらも2003年DOCGへと昇格しています。

 

フィアーノディアヴェッリーノは、アヴェッリーノ周辺の丘陵地帯で造られています。

イタリアを代表する、長期熟成白ワインとして知られています。

標高500mほどの高所で生産されているため、ブドウの収穫は北イタリアと同じ時期である10月に行われています。

 

醸造に使われるフィアーノ種は非常に糖度が上がりやすい品種で、発酵温度の調整が難しく、以前はガスを含む甘口のワインだったのですが、近年では醸造技術が進歩して辛口のものが造られるようになりました。

 

 

グレコディトゥーフォは、北アヴェッリーノ中央カンパニアの丘陵地帯で造られています。

醸造には主にグレコ種85%以上と、コーダディヴォルベ種が使われています。

グレゴ種はギリシャに起源を持つ品種で、ギリシャのテッサリア地方から運び込まれ、最初はヴェスヴィオ火山で栽培が始められました。

濃い麦わら色で、アーモンドの香りが特徴です。

わずかな苦みを含んだ味わいが特徴的といえるでしょう。

 

カンパニア州の地方料理

カンパニア州では、何といってもナポリのピッツアが有名です。

日本でも1990年代から本格的なピッツアが紹介されるようになり、一大ブームを巻き起こしました。

ピッツアに使われるモッツアレラやトマトソース、バジリコなども現地で生産され、世界的に有名です。

 

また、海岸線では魚介類に恵まれ、特にイワシやサバなどの青魚をグリルにしてフレッシュなレモンで食べるような日本人の味覚にもあう料理が発達しています。