ワイン用語集フランスワインボルドーのシャトーボルドー地方生産者

シャトーカントメルルとは?その特徴と歴史

カントメルルはオーメドックに位置し、メドック5級に格付けされているシャトーです。

セカンド ワインは、レ ザレ ド カントメルルです。

カントメルルは、ボルドーの仲買人を通さずに、直接オランダの買い手と交渉していたため、評価が伝わらず、1855年格付けの際にはリスト外でした。

しかし村を代表するワインとしての高い評価が伝わり、5級の格付けを得ることができました。

 

所有する畑は87haで、栽培面積はカベルネ ソーヴィニヨン50%、メルロ40%、カベルネ フラン5%、プティ ヴェルド5%です。平均樹齢は30年です。

 

シャトーカントメルル

唯一選外から追加されたシャトー

収穫はすべて手摘みで行い、移動式の選果台を使用し、畑で選果を行います。

発酵はフレンチ オークのタンクと、ステンレス タンクを併用します。樹齢の高いメルロのみ、樽内でマロラクティック発酵を行います。

熟成にはトロンセ産のフレンチオークを使用し、新樽率は40%です。

12カ月樽内で熟成させ、仕上げに4カ月ステンレスタンクで熟成を行います。

 

ワイナリーの歴史

元々メドックの川岸を守る要塞の一つとして建てられました。

ワイン造りは1354年から始まり、メドックで歴史あるシャトーの一つです。

14~16世紀にはブランクフォール家が所有していました。

その後1579年にヨハン ヴィルヌーヴ氏が購入し、3世紀に渡るヴィルヌーヴ ドゥ デュルフォール家の所有が始まります。

1892年にテオフィル デュボス氏が購入し、デュボス家の所有となります。

息子のピエール氏が後を継ぎますが、1930年からの戦争により畑は荒廃してしまいます。

1981年には建築共済組合と建設省に売却されました。

 

 

1867年の万博では銀賞を受賞し、メドック格付け3級に匹敵すると言われています。

19世紀後半には、シャトー ラフィット ロートシルトよりも高値で販売されていたこともあり、高い評価を得ていました。

現在は知名度はあまりありませんが、高品質なワインを生み出すシャトーとして、ボルドーワイン愛好家から高く評価されています。

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