ワイン用語集フランスワインボルドーのシャトーボルドー地方生産者

シャトーカルボニューとは?その特徴と歴史

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シャトーカルボニューは、グラーヴ地区でも最も大きく美しいと言われているシャトーです。

ワインは高評価を継続し、コストパフォーマンスが高いことからも高い人気を誇っています。

日本でも知名度の高いワインとなり、赤・白共に格付けに認定されています。

 

おそらくグラーヴ格付けワインでは、日本で最も知られているシャトーではないでしょうか。

特にグラーヴの白を飲もうと思ったら、まずはこのシャトーから試してみることをお勧めします。

 

元々は白ワインで知られていたのですが、最近は赤ワインにも力を入れていて、赤白ほぼ半々の生産量となっています。

 

 

シャトーカルボニュー

歴史あるグラーヴの人気シャトー

ボルドーのレオニャン村に本拠地を構えるシャトーです。

グラーヴの中でも美しい景観を誇る場所にシャトーがあり、畑面積は92haと非常に大きくなっています。

 

ドライで口当たりの良い白ワインとなり、若い内は爽やかなフルーティーさを楽しめます。

熟成すると、甘さとバニラのアロマが加わることが特徴です。

栽培されているブドウ品種は、白ワインはソーヴィニヨンブランが60%と主体になっており、セミヨン38%とミュスカデル2%も栽培されています。

白ワイン用のブドウは、空気圧式でプレスされた後、フレッシュな状態で低温発酵されます。

 

 

また、最近では赤ワインの生産にも力を入れており、生産量の半分を赤ワインが占めています。

しかし、まだ白ワインと比べると評価は低くなっていますが、ボリュームと余韻を楽しめます。

 

カベルネソーヴィニヨンが60%と主体となり、メルローが30%を占めています。

その他にもカベルネフランやマルベック、プティヴェルドも栽培されています。

赤ワイン用のブドウは皮ごと浸け込み、樽で18カ月間熟成されます。

 

ワイナリーの歴史

13世紀からの長い歴史のあるシャトーです。

1234年ごろ、このシャトーはラモン・カルボニュー家のものだったのでこの名前になりました。

 

このシャトーは18世紀ころは大変な人気で、畑も今の倍の200ヘクタールほどありました。

フランス革命で国庫に没収されますが、フランス南西部の財務長官であったエリ・ブーシュローが競売を落札します。

 

その後、このシャトーは所有者がころころ変わり、不遇の時代を経験します。

19世紀にはフィロキセラによってブドウの樹が被害を受けてから経済ショックや世界大戦が続き、管理も行き届かない状態となってしまいました。

 

しかし、1970年代に入って経済が回復するとともにワインの消費量も増え、当時シャトーの所有者であったマーク・ペラン(もともとアルジェリアでブドウ栽培をしていた)がブドウ畑の面積を拡大していきます。

息子たちに受け継がれて設備の見直しなどを行い、ワインの品質も向上していきました。

 

1980年代半ばから白ワインの醸造で有名なボルドー大学のデュブルデュー博士が醸造のコンサルタントをするようになり、一次は低迷していた白ワインも、再び高品質なものとなりました。