セシル トランブレ(CECILE TREMBLAY)は、モレサンドニを本拠地とするドメーヌです。
現当主であるセシル トランブレ女史は、新進気鋭の女性醸造家として注目されています。
所有している畑はわずか4haと小規模です。
エシェゾー デュ ドゥスやシャペル シャンベルタンなどの銘醸畑を所有しています。
生産されているワインの評価が高く、パリの一流ワイン ショップや、三ツ星レストランでオンリストされています。
生産量の7割は輸出されていますが、生産されるワインは日本では見かけることが少なく、希少なワインです。
アンリジャイエの家系を組むことから、それだけで高価格で取引されがちですが、品質のすばらしさは特筆に値します。
ブルゴーニュワインのファンであれば一度は味わってみたいドメーヌでしょう。
セシルトランブレ
新進気鋭の女性醸造家
畑は厳格なリュット レゾネで栽培されていましたが、2003年からビオディナミを実践しています。収穫はすべて手摘みで行い、発酵前に低温浸漬を行います。
発酵は木のキューヴで行い、キュヴェゾンは28~35日行います。熟成は樽により15~18カ月行い、新樽率はキュヴェに合わせて25~100%です。清澄、ろ過は行わずに瓶詰めして生産されています。
創業者であるエドゥアール ジャイエ氏は、アンリジャイエ氏の叔父にあたる人物です。
アンリ ジャイエ氏はブルゴーニュの神様と呼ばれている人物であり、セシル トランブレはその家系ということで大変注目されています。
また実質的なビオディナミ栽培を実践してきた、パスカル ロブレ氏と共になったことも注目材料です。
ドメーヌの歴史
1921年にセシル トランブレ女史の曾祖父である、エドゥアール ジャイエ氏によって創業されました。
セシル氏の祖母であるルネ ジャイエ氏は、父から相続した畑を同家系であるミシェル ノエラにメタイヤージュ契約(所有権を移転せずに部分的な占有権のみを譲渡する契約)で貸し出しました。
所有権は保持したまま、ミシェル ノエラから半量程度の寄贈を受けてました。
2003年に一部のメタイヤージュ契約が切れたことを契機に、セシル女史が畑を受け継ぎました。
また同年にセシル女史はロブレ モノの4代目であるパスカル ロブレ氏と結婚しました。
セシル女史とパスカル氏は共にワイン造りを行い、ロブレ モノとセシル トランブレのワイン生産しています。