シャルムシャンベルタン(CHARMES CHAMBERTIN)はジュヴレシャンベルタン村にあるグランクリュの一つです。
マゾワイエールシャンベルタンはシャルムシャンベルタンを名乗ることができますが、シャルムがマゾワイエールを名乗ることはできません。
もっとも、すでにこの二つのグランクリュの区分けは無意味で、併合したほうがいいのではという話もあるほどです。
マゾワイエールと合わせて面積は30ヘクタールと大きく、ジュヴレシャンベルタンのグランクリュのおおよそ3分の1を占めます。
シャルムシャンベルタン
語源と特徴
シャルムは大方の予想はチャーミングのフランス語(CHARME)だろうとなるかと思いますが、違います。
実際に味わいもチャーミングなものも多いのですが、語源は耕作用語の一つです。
あれた畑の株を引っこ抜く作業をCHAUMERといい、これが語源という説が多いです。
このCHAUMERの語源は、もともとはカルマだと考えられていて、これがCHAUME(わら)、CHAUX(生石灰)などに派生したとされています。
グランクリュ街道の下側、ジュヴレシャンベルタン村では南側に位置しています。
シャルムシャンベルタンは他のグランクリュに比べて軽やかでしなやか、果実味を強く感じるものとされています。
マゾワイエールはほとんどがシャルムとして販売されるので、この二つを比べることは話のねたとしてはいいかもしれませんが、実質的な意味は見出しにくいといえるでしょう。
主要な生産者に
カミュ(5.90ha)、ペロ ミノ(1ha)、トプノ メルム(1.4ha)、アルマンルソー(1.37ha)、アルロ―(1.14ha)
があります。