ワイン用語集フランスワインブルゴーニュ地方

シャサーニュモンラッシェとは?特徴とブドウ品種、合わせる料理


シャサーニュモンラッシェは(CHASSAGNE MONTRACHET)、シャルドネの聖地と呼ばれるブルゴーニュを代表するワインを生産する村です。

コートドボーヌに位地し、北はピュリニーモンラッシェと、南はサントネイに隣接しています。

コートドボーヌの中でも1等級畑を最も多く保有数優れた産地なのです。

 

偉大な特級畑であるモンラッシェとバタールモンラッシェを隣村のピュリニーと分け合っていて、単独の特級畑としてシュバリエモンラッシェとビアンヴニュバタールモンラッシェがあります。

世界最高の白ワインであるモンラッシェは、ワインの名称の手前に「ル」がつくとシャサーニュ寄りのワインということになっています。

こちらはシャサーニュ寄り

特級畑の面積はピュリニーが19ヘクタール、シャサーニュが11ヘクタールです。

 

 

19世紀までシャサーニュ・モンラッシェでは、赤ワインを主流に生産が行われていました。

しかしながら特別な赤ワインといった印象が少なく、白ワインの優秀さや人気が高まり、赤ワインは影に隠れてしまいがちになりました。

そして今ではフランス全体の中でも有数の白ワインとなったのです。

しかし、赤ワインも歴史の長いワインですので、魅力ある味わいを楽しめます。

シャサーニュ モンラッシェ

ブドウの品種

白ワインはシャルドネを使用しており、赤ワインはピノノワールが使用されています。

白ワインの生産量は60%となっており、赤ワインより少し上回っています。

畑は、村の北西にあるブラニィの丘の南東向きの斜面にあります。

そのため日当たりも良く、ブドウの栽培に適しているのです。

ジュラ紀に形成された土壌は、石灰質や砂利、泥灰などが複雑に交わっており、ワインの味に大きく影響を与えています。

 

あまりにも白が有名なため赤ワインが陰に隠れていて、これが損している傾向にあります。

そのため赤ワインの中には品質が優れているのにも関わらず価格が低いこともあって、その意味ではシャサーニュの赤はお値打ちのワインと言えます。

 

シャサーニュ・モンラッシェの特徴

白ワインは、ゴールドの美しい色となり、豊満で優しい味わいが特徴です。

アカシアの花のようなアロマにヘーゼルナッツやバターを感じるワインです。

この土地ならではのミネラルも豊富に感じられます。

熟成するとハチミツや洋ナシのようなアロマとなり、まろやかで余韻の長いワインへと変化していきます。

 

ムルソーやピュリニーとの比較はどうしてもされる傾向にありますが、これらの中では最も柔らかくこくがあり、花のような豊潤さを持ち合わせているといわれています。

 

 

一方で赤ワインは、野イチゴやキイチゴのアロマにスパイスも加わったような複雑さがあります。

若い内は、タンニンが硬い印象ですが、熟成させると凝縮した深い味わいへと変化します。

 

 

楽しみ方のコツ

シャサーニュはピュリニーに比べて相対的に評価が低く、コストパフォーマンスの高いワインが多いことで知られています。

そのため通好みのワインで、理解のある人にこそお飲みいただきたいワインといえます。

温度は白で10度程度と高めで問題ありません。わかめのワインであればデカンタージュをしてもいいでしょう。

できればグラスはいいものをつかい、静かでワインに集中できる環境でお飲みください。

 

お料理は、ご家庭での料理よりもシェフがしっかりと作りこんだ料理がいいでしょう。

力強さもある白ワインなので、白身魚以外にもフォアグラやオマール海老など高級食材とも相性良くなっています。

 

赤ワインは滑らかなタンニンを感じるものが多いので、子羊との相性が良くなっています。

じっくりとローストした子羊肉の風味とシャサーニュの赤ワインは、最高のマリアージュでしょう。

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