ワイン用語集フランスワインボルドーのシャトーボルドー地方生産者

シャトークリマンとは?その特徴と歴史

ユーチューブチャンネルもご覧ください→

シャトー クリマンは、バルサックに位置し、ソーテルヌ地区のプルミエ クリュに格付けされているシャトーです。

セカンド ワインはシプレ ド クリマンです。

所有する畑は30haで、バルサックで最も高い位置にあります。

石灰岩の岩盤の上に、浅く粘土砂利層があり、鉄分が豊富ながら比較的やせている土地です。

クリマンとはその名の通り、フランス語で「不毛の土地、やせた」を表します。

栽培されているブドウは、少量栽培していたミュスカデルを、ルシアン リュルトン氏が所有してから取り除いたため、現在はセミヨンが100%です。

 

 

シャトークリマン

バルサック筆頭のシャトー

2010年よりテクニカルディレクターを務めるフレデリック ニヴェル氏により、栽培はバイオダイナミック農法へと移行しています。

収穫は小区画ごとに熟度を確認して、すべて手摘みで行います。

選果台はブドウ畑に持ち込まれ、すぐに選果を行います。

発酵は自然酵母のみを使用し、1/3が新樽のオーク樽で発酵を行います。熟成は20~22カ月行い、瓶詰めしてリリースされます。

 

クリマンはバルサックの中では最も高い場所にあって、そのため地元のワイン従事者からは「バルサックのヒマラヤ」と言われています。

もっとも、バルサックそのものが平地でクリマンも20メートルそこそこの標高なので、気軽なジョークの一つでしょう。

 

ワイナリーの歴史

19世紀の大半はラコスト家がシャトーを所有していて、シャトー クリマン ラコストとして生産していました。

そして1871年にはアルフレッド リベ氏に売却しました。

1885年にはアンリ グヌイユ氏がシャトーを購入し、シャトーの知名度を高めました。

ヴィンテージによっては、シャトー ディケムと肩を並べることができるぐらいの高い品質でした。

 

1971年にはルシアン リュルトン氏が購入し、それ以降リュルトン家が経営管理を行っています。

1992年にルシアン リュルトン氏が、一番下の娘であるベレニス女史にワイナリーを継がせ、ワイン造りを行っています。

 

シャトー クリマンは、バルサックで最高級の評価を得ています。

特筆すべき点は、バルサックで最も低いと言える、その収量の低さです。

シャトー クリマンは1haあたり16hlという低収量でワインを造っており、そこから生み出され凝縮感は、このシャトーの品質と評価の高さを表しています。