ワイン用語集フランスワインブルゴーニュ地方

クロデランブレイとは?特徴とその楽しみ方のコツ

クロデランブレイ(CLOS DES LAMBRAYS)は、ブルゴーニュ地方のモレ サン ドニにあるグラン クリュです。

ピノ ノワールから造られる赤ワインのみ、生産されています。

モレ サン ドニの中でも南側にあり、シャンボール ミュジニー寄りの東向きの斜面に位置しています。

土壌構成は、斜面上部が泥灰質、下部が粘土石灰質です。

 

クロ デ ランブレイは3つのリューディーから構成されています。

3つのリューディーは、メ ランティエ、レ ラレ、レ ブショです。

クロ デ ランブレイは、古くから銘醸畑として知られていましたが、1936年のAOC制定時にはグラン クリュに認定されませんでした。

しかしその後の努力が実り、1981年にはグラン クリュに昇格しました。

プルミエ クリュからグラン クリュへの昇格は、当時ブルゴーニュ史上初の快挙となりました。

このワインはワインの本によってはドメーヌデランブレイイのモノポールと記載されているところがあります。

ただし実際には所有者は4つあって、面積のほぼすべてがドメーヌデランブレイの所有となっているのです。

4つの所有者の2つはもったいないことにブドウ畑として機能してなく、残りの1つ(トプノ・メルム)も瓶詰めするかしないかの量しか生産していません。

 

クロデランブレイ

ワインの特徴

クロ デ ランブレイは8.8haの畑ですが、そのほとんどをドメーヌデランブレイが所有しています。

残りの区画を所有しているのはトプノ メルムですが、わずか0.04haほどしか所有していません。

そのため現在はほぼモノポール状態であり、ドメーヌ デ ランブレイイがその99%を所有しているグラン クリュです。

 

トプノ メルムが造るクロ デ ランブレイは、その生産本数の少なさから、市場で見かけることは少なく、かなり希少価値のあるワインです。

クロ デ ランブレイから造られたワインは、しっかりとした骨格を持ちながら、しなやかでエレガントなスタイルが特徴です。

 

クロ デ ランブレイの歴史は長く、1365年のシトー会修道院の記録に登場しています。

フランス革命期には所有者数は膨れ上がり、74人にまで増えていたようです。

その後畑の所有権は集約されていき、1938年からはコソン一族が畑を引き継ぎました。

しかしこの時代は畑の維持管理が不十分であり、不遇の時代とされており、高い評価を得ることができなかったのです。

品質が向上を遂げたのは、1979年にサイエ家が畑を購入してからです。

その努力が認められ、1981年には念願であったグラン クリュへの昇格を果たしました。

 

現在はブランドのコングロマリット、LVMHの所有になっています。

 

楽しみ方のコツ

最近の流通価格は最低でも3~4万円と高額で、かつ品薄のためここぞというときに飲みたいワインです。

温度は18度程度に設定し、きれいに磨いた大ぶりのブルゴーニュグラスでいただきましょう。

できればワインに集中できる環境で、気分を盛り上げて飲むのがベストです。

 

このクラスのワインはできればご家庭でのお料理よりもしっかりとレストランのシェフが作り上げた料理が合います。

わかめのヴィンテージであれば牛赤身肉をグリルにした料理でもいいですし、10年以上熟成させたものはジビエでもいいでしょう。

渋味は豊富ですが滑らかでワインに溶け込んでいますので、都会的に仕上げた軽めの調理法でも十分に合わせられます。

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