ワイン用語集フランスワインブルゴーニュ地方

コートドボーヌのワイン|特徴とブドウ品種

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アロ―スコルトン村のカーヴ

コート ド ボーヌ(COTE DE BEAUNE)は、フランスのブルゴーニュ地方に位置しているワイン産地です。

18の区画のAOCを包含した呼び名と考えていいでしょう。

 

グランクリュ モンラッシェを擁するワイン産地であり、世界最高峰の白ワインの銘醸地として知られています。

北側に位置しているコート ド ニュイと合わせて、コート ドール(黄金の丘)と呼ばれています。

コート ド ボーヌボーヌの村がその名前の由来となっており、ボーヌはブルゴーニュにおける「ワインの首都」と呼ばれています。

ボーヌには多くのネゴシアンが本拠地を置いており、様々な地域のワインを買い集め、ブレンドして瓶詰めし、販売しています。

また、医療施設であるオスピス ド ボーヌは世界的に有名であり、毎年11月の第3日曜に競売会が開かれています。

当日を含めた3日間は「栄光の3日間」と呼ばれており、世界中からワイン愛好家がボーヌの町に集まってきます。

 

コート ド ボーヌはコート ド ニュイよりも作付面積が広く、2倍近い作付面積を誇ります。

南北約25kmに小高い丘が続いていますが、コート ド ニュイよりも比較的地形が入り組んでおり、土壌も多様性に富んでいます。

北側のコルトンの丘周辺では品質の高い赤ワイン白ワインが生産されており、中部のポマールヴォルネイでは赤ワインの生産地として知られています。

南部のピュリニ モンラッシェシャサーニュ モンラッシェでは白ワインが主に生産されており、高い人気を誇っています。

 

構成するAOCは以下のとおりです。

ラドワ・セリニ(Lodoix-Serrigny)【赤・白】

アロクス・コルトン(Aloxe-Corton)【赤・白】

ペルナン・ヴェルジュレス(Pernand-Vergelesses)【赤・白】

サヴィニ・レ・ボーヌ(Savigny-les-Beaune)【赤・白】

ショレイ・レ・ボーヌ(Chorey-les-Beaune)【赤・白】

ボーヌ(Beaune)【赤・白】

ポマールpommard)【赤】

ヴォルネイ(Volnay)【赤】

モンテリ(Monthelie)【赤・白】

サン・ロマン(Saint-Romain)【赤・白】

オーセイ・デュレス(Auxey-Duresses)【赤・白】

ムルソーmeursault)【赤・白】

ブラニィ(Blarney)【赤】

ピュリニイ・モンラッシェ(Puligny-Montrachet)【赤・白】

シャサーニュ・モンラッシェ(Chassagne-Montrachet)【赤・白】

サン・トーバン(Saint-Aubin)【赤・白】

サントネー(Santenay)【赤・白】

マランジュ(Maranges)【赤・白】
 

コートドボーヌのワイン

ワインの特徴


コートドボーヌ地区ではグランクリュが多くある中、世界最高級である白ワインのモンラッシェの生産地として知られています。

他にもコルトンシャルルマーニュムルソーなど最高峰の辛口白ワインが生産されています。

この地区の白ワインは、辛口が主となり、力強いながらも柔らかさと厚みを合わせ持ちます。

 

白ワインが有名な地区ですが、赤ワインの方が生産量としては多く、コルトンやグランクリュはないもののAOCであるやポマールヴォルネイなどの人気ワインが生産されています。

柔らかで深い味わいとなり、一般論としてはコートドニュイよりも熟成が早いワインとなります。

ボディが軽いので、女性からの人気が高いワインです。

 

ブドウ品種

コートドボーヌ地区で生産されるワインは、ブルゴーニュ地方の伝統通り白ワインであればシャルドネ単品、赤ワインとしてはピノノワール種を主に使用して作られます。

この地区は大陸性気候となり、夏は暑いためブドウを完熟させることができるのです。

南東向きの斜面では日照り量が豊富なため、グランクリュの畑も多く、コートドニュイよりもなだらかな斜面で栽培されています。

また、土壌が多様なため、村や畑によって個性の違ったブドウが育ちます。

 

ボーヌのワイン?

中世期、コートドボーヌ地区で生産されたワインはブルゴーニュ公に高く評価され、この地区のワインの名声を広め、「ボーヌのワイン」と呼ばれるようになりました。

ただし、ボーヌのワインと言っても実際にはポマール村もあればコルトン村もあります。

あまりにも区画が広すぎてブルゴーニュの良さは表現しきれていなかったようです。

この当時は区別のない総称として呼ばれていましたが、1936年になって原産地統制名称によって総称ではなく分類されるようになったのです。