クレマンドブルゴーニュ(CREMANR DE BPURGOGNE)はブルゴーニュ地方で生産されるスパークリングワインの中での名称です。
数あるフランスのスパークリングワインの中でも品質の高さで知られ、シャンパーニュに匹敵すると言われているほどです。
シャンパーニュほどのクオリティの高さながらもコストパフォーマンスの高さから人気を誇っています。
ブルゴーニュ全域が生産地域として認められていますが、実際の生産面積は1200ヘクタール弱と少なく、国内消費でほぼまかなわれています。
クレマンドブルゴーニュ
ワインの全体像
シャンパーニュと同じ伝統製法を用いて造られたスパークリングワインを「クレマン」と呼び、クレマンドブルゴーニュは黄金の丘が広かるワインの銘醸地であるブルゴーニュ地方で造られたものを言います。
シャンパーニュ地方と近い冷涼で大陸性の気候で育ったブドウがブレンドされていますが、特にシャブリ地区はシャンパーニュ地方のすぐ南に位置するので、非常に似た土壌と気候でブドウを栽培することができます。
ブドウ品種は、ピノノワールやシャルドネ、アリゴテを主体とし、ガメイやサシーなどの品種がブレンドされます。
1975年から2009年まで2種類のブドウ品種の使い方に分けられていましたが、2009年から一つにしぼられました。
ワインの特徴
シャンパーニュと同じ瓶内二次発酵で造られますが、瓶内熟成期間は9~24か月と短めの設定になっています。
もっとも、高品質なワインを造っている生産者は3年程度の熟成をさせることがおおく、中にはもっと長い期間を熟成させる生産者もいます。
クレマンドブルゴーニュは、リンゴやナシ、柑橘系などのフルーツのアロマが特徴的で、クレマンの中でもフルーティーなタイプです。
フルーティーさと上品な酸のバランスが素晴らしいものになっています。
すっきりとした爽やかな酸が感じられ、泡が優しくシャープなスパークリングワインです。
ブルゴーニュの良質なブドウだからこそ、フレッシュで生き生きとした仕上がりになっています。
楽しみ方のコツ
クレマンドブルゴーニュはスパークリングワインなので、キリっと冷やして飲むのがおすすめです。
アペリティフやデザートでは4~8度でサーブし、食事と合わせる場合は6~9度が適温です。
鶏のコンフィや川魚と相性が良い他、ブルゴーニュの料理であればエスカルゴなどと合わせてもいいでしょう。
デザートとの相性は抜群で、アイスクリームや赤いフルーツのソルベと合わせることがおすすめです。
シャンパンの半額ほどの値段で購入できることからもワイン通の中では人気がありますが、クレマンドブルゴーニュはブルゴーニュのワイン生産量の8%のみほどなので、日本ではあまり見かけることがありません。
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