アルザス地方はドイツとフランスの国境に合って、ながらく領土がドイツであった時期のあった場所でもあります。
そのため地方料理もドイツ風のものが多く、またドイツ文化であるビールに合わせやすいものが多く見られます。
ビールは日本ではワインよりも国民的になじみがあり、その意味ではアルザスの料理は日本人の口にも合っているといえるでしょう。
↑の画像のようにアルザス地方随一の都市のストラスブルグも大変に美しい街並みで、そのため観光産業が発達し、それに合わせて地方料理も多く楽しまれています。
Contents
アルザスの地方料理
シュークルート CHOUCROUTE
シュークルートは、南フランスを代表するカスレと共に、フランスを代表する煮込み料理です。
塩漬けキャベツであるザワークラウトが、シュークルートとも呼ばれているため、この料理名がついています。
塩漬けにした豚肉とザワークラウト、ベーコンやソーセージなどと一緒に煮込んだ料理です。
日本でも有名な料理で、ビストロなどではよくメニューに載っています。
タルト フランベ TARTE FLAMBEE
ピサのように見える、アルザスの地方料理です。
イタリアから伝わったビザが形を変えたわけではなく、アルザス地方から始まった料理です。
タルト フランベの始まりは、アルザスの主婦が残っていたパン生地を薄く伸ばして、家にあった食材をのせて焼いたことが始まりです。
アルザスではフロマージュ ブランや玉ねぎ、ベーコンがのせて焼いたものが定番です。
ベッコフ Baeckeoffe
ベッコフも、シュークルトと同様に、アルザス地方を代表する煮込み料理です。
アルザスではベッコフ型と呼ばれる陶器に入れて焼き上げるため、この名前が付けられています。
ベッコフとは「パン屋のかまど」という意味で、昔アルザスの主婦達は、ベッコフ型に食材を入れ、パン屋さんに預けていました。
そしてパン屋さんはパンを焼き上げた後に、そのかまどに預かったベッコフ型を入れ、煮込んでいたようです。
豚肉や牛肉と野菜、そして白ワイン入れて煮込んだ料理です。
アルザス地方では、薄力粉に水を入れて練ったものを細く伸ばし、型のふたの隙間に挟み込んで密封して煮込んでいます。
アルザス風サラダ SALADE ALSACIENNE
アルザス地方で広く知られている、家庭的なサラダです。
葉野菜を使用したサラダで、シンプルながらセルヴラ ド ストラスブルグを薄切りにしてのせることが特徴的です。
セルヴラ ド ストラスブルグとは、スパイスの入った太めのポーク ソーセージで、茹でずにそのまま薄切りにしてのせます。
その他にはゆで卵や紫玉ねぎ、すりおろしたグリュイエールチーズをのせることも、アルザス風サラダの特徴としてあげられます。
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