ワイン用語集フランスワインボルドーのシャトーボルドー地方生産者

ドメーヌドシュバリエとは?その特徴と歴史

ドメーヌドシュバリエは、赤・白ワイン共にグラーヴ格付けに認定されているレオニャンにあるワイナリーです。

レオニャンの中でも極端な南西部にあって、森に囲まれた畑でブドウ栽培が行われています。

最近になってこそきれいにゲストハウス調の建物がありますが、以前は機能一点張りの醸造所と酒庫のみというシャトーでした。

ボルドー格付けシャトーの中でも「シャトー」と名をつけない数少ないシャトーで、生産を一貫して行うドメーヌという言葉にこだわりがあるのでしょう。

 

 

ドメーヌドシュバリエ

歴史の古いレオニャンのシャトー

レオニャン村南西の郊外の森の中に位地するシャトーは、スペインの世界遺産であるサンジャック・ド・コンポステーラへ続く道沿いにあります。

赤ワイン用の畑が35haですが、白ワイン用の畑は小さく4haほどとなっています。

 

赤・白ワイン共に高い品質と評価されていて、赤ワインは複雑ながらも力強さを感じられるグラーヴ地区ならではの特性が生かされています。

赤ワイン用のブドウ品種は、カベルネソーヴィニヨンが65%と主体になっており、メルローが30%を占めています。

その他にはカベルネフランやプティヴェルドが僅かに栽培されています。

 

一方で、白ワインは生産数が少ないため希少とされており、市場では高値が付いています。

非常に香りが高く、洗練された白ワインは、完全なボルドーのスタイルであると評価されています。

一方で、白ワインは70%がソーヴィニヨンブランと主体になり、残りの30%でセミヨンが栽培されています。

白ワインは不純物を沈殿させるためのデブルバージュという作業を樽で行います。

 

セカンドラベルは、レスプリ・ド・シュヴァリエです。

 

発酵は、通常ではタンクで行われますが、樽で行われるのは偉大なワインであるマルゴーとドメーヌドシュバリエだけです。

 

ワイナリーの歴史

17世紀頃からこの地では既にブドウ栽培が始まっており、ジャン・リカーが土地の素晴らしさを見抜いて畑を拡大したことがドメーヌドドシュバリエの始まりとも言えるでしょう。

17世紀といえばまだメドックではブドウすら植えられていないころでしたが、そのころにはすでに白ワインで名を博していたのです。

 

その後、娘婿のガブリエル・ボーマルタンが引き継いで販売をネゴシアンに任せることでシャトーの知名度を上げていきました。

 

 

そして、1940年に娘婿のジャン・リカーがシャトーを引き継ぎ、管理をマルセル・ドトルルーに任せて素晴らしいヴィンテージを生み出します。

リカー家はこの段階でオーバイイーフューザルマラルティックラグラヴィエールなどの名だたるシャトーをすでに所有するグラーヴの名門でした。

 

その後も新しい醸造設備の導入や、ペイノー教授の協力などもあり赤ワインだけでなく素晴らしい白ワインを作り出すことにも成功したのです。

ヘクタール当たりの収量をグラーヴでも一番押さえ、そのため数は少ないのですが白は秀逸で世界的にも評価が高いです。

 

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