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エミリアロマーニャ州のワインと地方料理|特徴とブドウ品種

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エミリア・ロマーニャ州はイタリア北東部に位置する州です。

州都のボローニャにはヨーロッパ最古の大学として有名な「ボローニャ大学」があり、古くから学問や文化の中心地として活躍しています。

経済活動も活発でイタリアの中でも大変豊かな州で1人当たりのGDPは3位となっています(面積は20州中2番目です)。

 

自動車産業が盛んなことでも有名であり、ランボルギーニやフェラーリといった代表的な企業がエミリア・ロマーニャに本社を置いています。

この州はエミリア地方とロマーニャ地方に分かれていて、ワインの生産に関してはエミリア地方とロマーニャ地方で大きな違いがあります。

エミリアでは赤の発泡酒の生産が盛んで、ロマーニャのほうは上質な白ワインの製造で知られています。

 

エミリアロマーニャ州は、ワインよりも食材のほうが有名で、パルメザンで有名なパルミジャーノチーズ、バルサミコヴィネガーや生ハム類が有名です。

エミリアロマーニャ州

代表的な赤ワイン

エミリア地方では世界的に有名な赤の発泡酒「ランブルスコ」が造られています。

エミリア地方の土地は大半が平地であるため、高級なワイン用のブドウの栽培には向いておらず、量産にむいたランブルスコ種による発泡酒が主流となりました。

醸造にはワインと同じ名前の品種である「ランブルスコ種」が使われ、甘口から辛口まで7種類のタイプが造られています。

ランブルスコは濃い色調ながらタンニンをあまり含まないさわやかな飲み口が特徴で、若のみに適しています。

 

 

代表的な白ワイン

ロマーニャ地方では、DOCGの白ワイン アルバーナ・ディ・ロマーニャを造っています。

DOCGの指定を受けたのは1987年で、白ワインとしては最も早い認定を受けました。

醸造はアルバーナ種100%を用いて行われ、辛口から甘口までさまざまなものが造られています。

甘口は黄金色で濃厚な香りと滑らかな甘みが特徴的です、辛口は麦わら色をしておりしっかりとした味わいです。

 

アルバーナ種はこの地方では古代ローマ時代から栽培がおこなわれていて、「マッキナ・ディ・ズッケロ(砂糖栽培機)」といわれるほどの糖分を含んでいることで有名でした。

砂糖がなかった時代にブドウの糖分は大変貴重なもので、糖分の上がりやすいアルバーナ種は重宝されていたのです。

 

糖分は発酵の際にアルコールと炭酸ガスに変換されるため、糖度が高いブドウが生産できる地帯というのはそれだけ酒質のしっかりしたワインになりやすいということです。

 

エミリアロマーニャ州の地方料理

この州の世界的に有名な料理はパスタ料理で、特にボロネーゼソース(ラグー ア ラ ボロネーゼ)は日本のミートソースの原型で、世界中で楽しまれています。

また、トルテローニといってリコッタチーズの詰め物パスタも有名です。

 

エミリアロマーニャは食材の宝庫で、日本でもおなじみの食材を多数生産しています。

パルメザンチーズ↑(パルミジャーノ レッジャーノ)

・バルサミコヴィネガー

・プロシュート パルマ

・クラテッロ(豚の尻肉のハム)

・パンチェッタ(熟成させた塩漬けの豚バラ肉)

・モルタデッラ(豚肉の大きな円筒形の加工肉)

など、イタリアンではおなじみの食材は、エミリアロマーニャの特産品です。