ワイン用語集フランスワインブルゴーニュのドメーヌブルゴーニュ地方生産者

フェヴレとは?特徴と歴史、基礎知識

ブルゴーニュでも120haという広大な畑を所有するフェブレ(FAIVELEY)は、ドメーヌに近いネゴシアンとして知られています。

多くの種類の畑を所有し、最高の品質のワインを生産するドメーヌネゴシアンです。

フェヴレは、いちワイナリーではありますが、同時に巨大企業でもあります。

多くのAOCをかかえるなか、ここまでの高品質を保つのは並大抵の努力ではなしえないでしょう。

メゾン フェブレ

ワイナリーの全体像

1825年に設立されてから7代にわたり引き継がれているフェブレイは、ニュイサンジョルジュに本拠地を置いています。

現在の責任者は7代目のエルワン・フェブレイです。

所有する畑は単一のワイナリーとしてはブルゴーニュ最大となり、8割は自社畑のブドウを瓶詰めしており、買い付けは2割ほどとなっています。

そのためドメーヌに近いネゴシアンと呼ばれているのです。

シャンベルタンエシェゾーなどのグランクリュ、サン・ジョルジュやジュヴレ・シャンベルタンなどのプルミエクリュにも畑を持ち、それぞれ大きい畑ではないものの、種類を豊富に生産することができます。

日本のフレンチレストランなどでもいち早くその存在を知られ、1980年代には紹介されていて「ブルゴーニュの高級ワインはフェヴレ」というイメージがありました。

 

ワイナリーの歴史

1825年の設立当初はネゴシアンとしてスタートしたフェブレイは、4代目ジョルジュ・フェブレイが大きな功績を残したことで知られるようになります。

世界恐慌であった時代にブルゴーニュを盛り上げようと「コンフレリ―・デ・シュヴァリエ・デュ・タストヴァン」を設立しました。

また、1933年には賃貸耕作(畑の占有権を得たうえで栽培、醸造、瓶詰を行う)を始め、ドメーヌ化を進めていったのです。

1963年に5代目のギィ・フェブレイがメルキュレイに畑を購入したことを始まりに、フェブレイは畑の所有を広げていきます。

2005年よりエルワン・フェブレイが継いだことにより、グランクリュプルミエクリュにも畑を増やし、品質が良くなったと言われています。

フェブレイは現在においても進化しており、今後も自社畑が増えていくことが予想されます。

 

評価など

これまでのフェブレイのワインは、ブルゴーニュの古典的な長期熟成タイプでしたが、エルワン・フェブレイによって醸造スタイルが変わり、長期熟成だけでなく早飲みでも楽しめるワインへと変わりました。

例えばこれまでが10年待たないと真価がわからないワインだとしたら、現在の早すぎる経済活動についていけず、真の評価を得る前に消費されてしまうということになってしまいます。

もちろん10年待って飲めるのであればそれが最高ではありますが、それがしばしば時代と逆行しているとの評価の時もあったのです。

 

これによって世界の評価も変わり、ロバート・パーカーより5つ星評価を獲得するほどになりました。

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