ワイン用語集イタリアワイン

フランチャコルタとは?特徴とブドウ品種、合わせる料理


フランチャコルタはイタリアのロンバルディア州東部にあるフランチャコルタ地方で造られるDOCGワインです。

シャンパーニュ方式のスパークリングワインとなり、シャンパーニュと並ぶ上質なワインとなります。

 

シャンパーニュに比べて品質では全く劣らないのですが、世界での知名度はシャンパーニュが圧倒的でフランチャコルタはほとんど知られていません。

その理由はフランチャコルタの9割はイタリアで消費されてしまうということと、シャンパーニュが圧倒的すぎるということもあります。

しかしフランチャコルタの輸出先のトップは日本になっており、日本人にも愛されるスパークリングワインなのです。

本格的なイタリアンレストランではグラスのスプマンテをフランチャコルタで扱うところも多いですね。

 

フランチャコルタ

ブドウの品種

使用されるブドウ品種はピノ・ビアンコ、シャルドネ、ピノ・ネロが主要品種となり、ピノ・ビアンコの使用は上限50%と決められています。

 

収穫は手摘みが義務付けられており、8月上旬から9月上旬に行われます。

ブドウの上質な果汁のみを得るために、圧搾作業は非常にデリケートなものとなります。

また醸造方法も伝統的で手間のかかる瓶内2次発酵方式となります。

一度発酵した白ワインを瓶に再度詰めて糖分や酵母を加えて再発酵させる方法ですが、後述しますが熟成期間はシャンパーニュよりも厳しい基準となります。

 

フランチャコルタの特徴

フランチャコルタは香り高さや、豊潤さが特徴のワインですが種類がいくつかに分かれています。

あまり知られていませんが、ここで一度見てみましょう。

・フランチャコルタ

最もスタンダードな、フランチャコルタの顔ともいえるワインです。

瓶内2次発酵の熟成期間は18カ月、ボトル内圧5~6気圧と規定があります。

柑橘系やナッツ類のアロマが特徴で、爽やかな酸味と上品さのバランスが良いワインです。

 

・フランチャコルタ・サテン

フランチャコルタのみで許されたカテゴリとなり、ガス圧を5気圧より低く規定されています。

ガス圧が弱いため口当たりはクリーミーで滑らかな味わいが特徴です。

 

・フランチャコルタ・ロゼ

ピノ・ネロを最低25%ブレンドしたもので、果皮まで入れたまま発酵させます。

ブドウ独特の香りとボディ、独特の活力が加わります。

 

・フランチャコルタ・ミレッジマート

特に作柄の良い年に収穫されたブドウのみを使用します。

瓶内2次発酵は最低30カ月、澱引きから最低6カ月という手間と熟成を経て生まれます。

 

・フランチャコルタ・リゼルヴァ

ミレッジマートの中でも極上の品質のもので、その香りや味わいを最大限に引き出すために最低熟成期間は5年となります。

 

■相性の良い料理

フランチャコルタはスパークリングワインの中でも、料理に合わせやすいワインとなります。

イタリア料理や西洋料理だけでなく、和食や甲殻類など様々な料理と相性良く楽しめます。

シャンパーニュも同様ですが、前菜からデザートにまで幅広く合わせられるので、マリアージュを難しく考える必要もありません。

例えば高度に洗練された現代風フランス料理のコースをワイン一本で、という場合はぜひご検討ください。

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