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ガッティナーラ ワインとは?特徴とブドウ品種、合わせる料理

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ガッティナーラは、イタリア北部の地域ピエモンテ州ヴェルチェッリ県で生産されるDOCG指定ワインです。

日本ではなじみが薄いですが、長期熟成をしたガッティナーラは大変に上質です。

イタリア料理でのマリアージュはもとよりレストランのシェフがしっかり仕上げた情実な料理に合わせやすいワインとして強くお勧めします。

ガッティナーラ

基礎知識

アルコール度数が12.5%以上で、最低3年の熟成を必要とするなどの決まりがあります。

また、リゼルヴァでは13%の度数と4年の熟成が必要とされます。

 

タンニンによる渋みや酸味が特徴の「バローロ」ワインと同じ、ネッビオーロ種のブドウによって作られます。

しかし、両者の間には、はっきりとした味わいの違いがあり、ガッティナーラのほうが柔らかい風味を持っています。

このような違いは、土壌の違いによるものが大きいとされています。

バローロワインの作られるランゲ地方は、石灰を含むアルカリ性の粘土質であり、強い酸味とタンニンという個性が生まれます。

一方、ガッティナーラは酸性の火山性土であるため、程よい酸味とマイルドなタンニンという仕上がりになっています。

 

 

ブドウの品種

ガッティナーラワインは、原料としてネッビオーロ種(現地ではスパンナと呼ばれています)のブドウを最低90%使うことが義務付けられています。

しかし、多くのワイナリーはネッビオーロを100%使ったものをリリースしています。

 

ネッビオーロで造られたワインは長期熟成に向いています。

長い熟成を経ると、非常に深みのある芳香を放ち、長い余韻を楽しむことができる素晴らしいワインになります。

 

ネッビオーロのシノニムはリンク先をご覧ください。

 

 

注目のワイナリー トラヴァ―ニ

かつてこのワインは、「イタリア醸造技術が生んだ宝石」と絶賛されていましたが、バローロやバルバレスコの台頭に押されて、生産量が減少していました。

ロエロのアルネイスのように、ピエモンテ州のワインはトレンドによる生産量の変動が大きいのです。

しかし、近年はトラヴァリーニやアントニオーロといった地元生産者たちの努力によって、再びかつての人気を取り戻しています。

 

トラヴァリーニは、ガッティナーラのワインの中で最も人気が高いです。

イタリアワインのガイドブック『ガンベロロッソ』は、

「ネッビオーロで造られたガッティナーラワインを語るうえで、トラヴァリーニを抜きにしては語れない」

と評しています。

また、トラヴァリーニは長期熟成を想定した、特徴的な形のワインボトルを使っています。

ボトルを横にして置いたときに、テーブルの上を転がることがなく、ワインのオリが自然に下にたまるような工夫がされています。

 

合わせる料理

ガッティナーラはバローロやバルバレスコ同様、ネッビオーロ種で造られます。

そのため渋みや酸味が鋭く、長期熟成向きのワインといえません。

もっとも、しなやかなつくりと滑らかな渋みが特徴でもありますので、風味の強すぎる料理ではワインが負けてしまいます。

熟成させたガッティナーラであればジビエ料理がいいですが、血液のサルミソースのようなものではなく、都会的に仕上げた調理法がいいでしょう。

また、値は張りますが10年以上の熟成を経たガッティナーラであれば芳醇な香りを楽しめます。

ここは奮発して白トリュフのタヤリンなどはいかがでしょうか。

最高のマリアージュを楽しめるでしょう。