ワインを楽しむための知識

ワインバーのグラスワインは豊富すぎると危険?を検証!

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ワインバーはワインを楽しむ場所なので、当然ワインファンやワインを勉強している人も多数来店されます。

ボトルワインで頼むと飲み切らないともったいないし、かといって一人や二人の場合は飲み切るのは結構大変です。

ワインバーはフレンチレストランやイタリアンのように食事をしっかりとらなくても楽しめる気軽さが魅力ですので、それこそグラスワイン一杯でも問題ありません。

そうなるとグラスワインの豊富さはワインバーの魅力の一つですし、やはり種類は多いほうがなんとなくいいような気になるものでしょう。

しかし、では多ければ多いほどいいのかと言われればそれは違います。

何事にも限度というものがありますが、ここではワインバーのグラスワインについて検討してみることにしましょう。

 

ワインバーのグラスワイン

ワインは開けるとどんどん劣化する?

ワインはコルクやスクリューキャップで密閉されています。

密閉されることで外気と遮断されますので劣化はストップします。

しかし、開けることによって外気と接触するため劣化がはじまるのは事実です。

劣化には外気に含まれる雑菌が繁殖することの劣化や水分の蒸発による変化もあります。

しかし、ワインの場合最も大きな劣化は酸素に触れることによる酸化です。

リンゴの皮をむいて放置するとあっという間に茶色に変色しますが、あのスピードと同様の劣化が始まると思ってもいいでしょう。

 

開けても酸化を防ぐ努力

では、ワインバーで一度開けられたボトルワインはどうやって酸化を防いでいるのでしょうか。

通常はバキュバンと言って特殊なワインボトルの栓をして、手動でボトル内の空気を抜くことで劣化を防いでいます。

空気を抜くことで酸素に触れることは少なくなりますので品質を保つことができるのです。

↑左の灰色の栓でボトルを密閉し、白色の筒のようなもので空気を抜来ます。

ただし、一度開栓したワインは多かれ少なかれ空気に触れているものですし、バキュバンも完ぺきではありません。

そのためいくらバキュバンでしっかりと空気を抜いたとしてもいいとこ3日くらいで一発でわかるくらいの劣化が起こると考えていいでしょう。

また、バキュバン以外にも窒素ガスを充填することで酸素を遮断する方法もあります。

最近一部のワインバーでも採用されていますが、これだって完ぺきに劣化が防げるというものではありません。

劣化のスピードを抑えられる程度と考えていいでしょう。

 

グラスワインの寿命は3~4日

グラスワインには気軽さがありますし、様々なワインを楽しめるメリットがあります。

しかし、前述のように3~4日で明らかな変化が始まるとすれば、やはりその期間中に売り切ってしまうのがベストでしょう。

そのため小さなワインバーなのにグラスワインが10種類もあるというのはよほどの人気店以外扱いは難しいのです。

また、いくら大きなワインバーであっても何十種類もあると、当然売れ線のワインとそうでないワインに差が生まれます。

売れ線のワインであればいいかもしれませんが、そうでないワインを注文した場合にはずれを引くことになります。

グラスワインの豊富さを売りにしているワインバーには大変に失礼だとは思いますが、ワインはもともとデリケートなものなのでやや無理なスタンスではないかと考えています。

 

例外はあるの?

ワインの中には酒精強化ワインと言って、ブランデーをワインに加えてアルコール分を強化した区分があります。

スペインのシェリーやポルトガルのポートワインなどですが、これらはアルコール分が多いため劣化に強いという特徴があります。

酒精強化ワインは食前にアペリティフとして、またはデザートとともに少しだけ楽しむことが多いものです。

しかし、これらのワインは通好みで決して万人に楽しまれるものではありません。

そのため多くのレストランでも通常のグラスワインとは考え方が違い、一度開栓しても冷蔵庫の奥にしまいっきりということも多いようです。

 

まとめ それぞれ3~4種類が無難

いかがでしょうか。確かにグラスワインが多いお店は魅力的に映りますが、だからと言って無制限にグラスワインがあるというのは管理に無理があるということがわかってもらえたと思います。

そのため通常の規模のお店であれば赤、白それぞれ3~4種類がやはり無難なところでしょう。

この程度であれば通常の客入りであれば3~4日以内に売り切ることも可能でしょうし、人気のないワインが売れ残るということも防げます。

お客様の側からすると「あのワイン飲みたいんだけど、グラスワインで飲ませてよ」とおねだりしたくなるかもしれません。

ただし、お店側からするとそのあとに売り切らなくてはなりませんのでリスクを抱えるということになります。

そのためどこかでラインを引いてやんわりと断らないと管理ができないダメなお店になってしまいます。

どこがラインになるかはお店によってそれぞれですが、今回ご紹介したことはお客様とお店側とで共有しておいていい知識でしょう。


最後までお読みいただき、ありがとうございます。

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