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ゴッセ シャンパーニュとは?その特徴と歴史

ゴッセは、シャンパーニュ地方の中でも歴史の古いワイナリーの一つです。

シャンパンハウスとしての歴史はリュイナールが最も古いとされていますが、それ以前からワイン商としての家系が長いのです。

 

伝統的な方法でのシャンパーニュ製造にこだわり続けていて、シャンパーニュ地方のワイナリーの中では最も小規模ながら高品質なワインを作り続けています。

 

2016年に前代表者のジャン=ピエール・マレネ氏がなくなり、オディロン・ド・ヴァリヌ氏が現在代表を務めています。

マレネ氏まで続いてきた伝統的な手法は、ヴァリヌ氏にも受け継がれています。

 

スタンダード物のグランレゼルブ、

特吟物のセレブリスが知られています。

 

ゴッセ家は歴史があり、かつ名士を輩出したことで知られていますが、大事なのはもちろんボトルの中身です。

これがまた家名をはずかしめるものではなく、さらにイメージをよくするものととらえていいでしょう。

 

ゴッセ

アイ村の名門メゾン

ゴッセのワインは、マロラクティック発酵(M.L.F)を行わないことで有名です。

マロラクティック発酵とは、ワインに含まれるリンゴ酸を乳酸菌に食べさせることによって、乳酸と炭酸ガスを発生させる発酵方法です。

 

マロラクティック発酵を行うと、次の3つの変化が起こります。

1.酸味の強いリンゴ酸を乳酸に変えることで丸みのある味わいとなる。

2.マロラクティック発酵の過程で生成される副産物によって複雑味が増す。

3. 乳酸のほうがリンゴ酸よりも微生物に食べられにくく長期熟成の安定感が増す。

 

一方ゴッセのようにマロラクティック発酵を行わないワインでは、リンゴ酸がもつフレッシュな酸味が特徴となります。

リンゴ酸は微生物に食べられやすく長期熟成には不向きですが、ゴッセでは徹底した管理によってマロラクティック発酵なしでの長期熟成を可能にしています。

 

乳酸発酵を行わないため酸味の筋が通り、酒質が強いのでリッチな口当たりです。

 

 

 

ワイナリーの歴史

ゴッセは1584年にアイ村の村長を務めていた、ピエール・ゴッセ氏によって創設されたワイナリーです。

1584年といえば豊臣秀吉が柴田勝家と覇を争って戦った賤ヶ岳の合戦の翌年のことです。

以来、ゴッセ家はアイ村を本拠地としてワイン商を営み、事の成り行きで自分たちも造ることになるのです。

 

これが400年以上も続いていることはすごいことなのですが、その間に三人の村長と四人の助役を出しています。

これは容易なことではありません。

日本であればその間にスキャンダルがあって失脚したり、道に外れる人がたいていいるものでしょう。

 

 

シャンパーニュ製造が始まる前も良質なワインを取り扱い人気を集め、王室でも親しまれていました。

18世紀にシャンパーニュの製造が始まって以降も、その人気は衰えることなく王室をはじめとした名声を集めました。

 

1980年にこれも名門のフィリポナ社を買収しますが、その後に醸造所や地下蔵を増強する為に手放します。

 

1993年にレミ・コワントロ社によって買収されますが、ワインの品質や名声は変わらぬ評価を得ています。

2013年、歴史のあるルヴュ・ド・ヴァン・ド・フランスの特集でも3位を獲得するなど現在でも活躍を続けています。

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