ワイン用語集フランスワインブルゴーニュ地方

グリオットシャンベルタンの語源と特徴

グリオットシャンベルタン(GRIOTTE CHAMBERTIN)は、ジュヴレシャンベルタン村にあるグランクリュです。

村の中ではもっとも小さなグランクリュで、南側はシャルムシャンベルタンに囲まれています。

いかんせん小さな区画なので見かけることはありませんし、見かけても希少価値からとんでもない価格になっていることが多いです。

 

元々グリオットシャンベルタンには大きな石切り場があって、ここから石を切り出して民家を造っていたという資料が残っています。

そしてその穴埋めに使われたのがシャンベルタンの土で、そのため地元の生産者からは「シャンベルタンはグリオットにワインを横流ししている」と揶揄しています。

 

グリオットシャンベルタン

語源と特徴

グリオットシャンベルタンの語源は3つの説があって、とはいえみっつとも確たる資料が残っているわけではありません。

一つめが、畑が窪地になっているため夏の暑さがたまり、また畑に大きな岩があり、これが太陽の陽を集め灼熱になり、そのため「焼かれた」の意味のグリオットだとする説。

二つめが多くの人が想像するようにサクランボやチェリーの意味のグリオットです。

そして三つ目が小川を意味するリュイソー(RUISSEAU)の古語のルオット(RUOTTE)に由来する説です。

 

一般的には二つ目の説が有力だろうと思われるかもしれませんが、専門家の間では3つ目の小川を意味する説だとされています。

シャンベルタンとクロドベーズの間からグリオットに流れ込む地下水の脈がこの畑の数か所で表出していて、これが水源として使われているのです。

 

主要な生産者として、ポンソとルネクレールの分益耕作によるデ・シェゾ―、ジョセフドゥルーアン、クロードデュガがありますが、どれも1haの面積もありません。

 

グリオットシャンベルタンはエレガントでかつ筋肉質のワインだとされていて、シャルムシャンベルタンよりも親しみのある味わいだとされています。

ただしこれは他のグランクリュと比べた場合の相対的な評価で、グリオットシャンベルタンそのものは他のブルゴーニュのワインに比べると明らかに凝縮感があり、渋みと果実味の豊富さを味わえます。

 

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