ワイン用語集フランスワインボルドーのシャトーボルドー地方生産者

シャトーオーバージュリベラルとは?その特徴と歴史

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シャトーオーバージュリベラルは、バージュの丘に位置するシャト―です。

素晴らしい立地ながらも多くの注目は集めていませんでした。

近年になって評価を高めてきており、力強く良質なワインを生み出しています。

 

栽培面積は20ヘクタール前後、年間生産量は15000ケースほどのシャトーです。

ラトゥールと地続きの立地にあって、ジロンド川よりの低地にあります。

にもかかわらずオー(HAUT 高い場所の意味)の不思議なシャトーです。

シャトーオーバージュリベラル

ラトゥールと地続きのシャトー

ポイヤック地区の素晴らしいシャトーであるラトゥールやピション・ラランドと隣接したバージュの丘に本拠地を構えています。

畑面積は30haとなり、半分はラトゥールに隣接する粘土石灰質とに砂と小石が堆積した最高の土壌です。

残り半分はバージュの丘の上となり、厚い砂と小石の層と石灰岩が成しています。

これによってミネラル豊富なブドウが育つのです。

 

カベルネソーヴィニョンの割合が高いため、ブラックカラントの風味の強いワインとなっています。

しっかりした果実味が感じられる強靭なワインです。

セカンドラベルは、ラ・フルール・オー・バージュ・リラベルです。

 

ブドウ品種

栽培されているブドウ品種は、カベルネソーヴィニヨンが80%と主体となっています。

メルローは17%、プティヴェルドは3%と僅かに栽培されています。

ブドウの栽培後は、区画ごとに醸造ができるようになっており、ボルドーの伝統的手法で醸造されます。

フレンチオーク樽で16カ月間熟成され、新樽比率は40%です。

コンサルタントにマルゴーなどを手掛けるエリック・ボワスノーを迎えて、品質の向上に取り組んでいます。

 

ワイナリーの歴史

名前のバージュは、畑の位置する集落の名前です。

リラベルは、19世紀終わりごろまで畑を所有していたリラベル家の名前をとったという説と、当時オランダとベルギーに売られていたワインであったため付けられたともされています。

よくリベラルという言葉から自由なという意味を込めたと思う人もいますが、その説はどうやらなさそうです。

 

20世紀初頭から中期まで没落したシャトーで、フィロキセラと世界的不景気の影響をもろに受けたシャトーです。

1960年にはクルーズ家がシャトーを所有し、ブドウの樹の植え替えを行い、所有していたポンテ・カネの土地の一部と統合しました。