ワインを楽しむための知識自宅で楽しむワイン

ワインを自宅で保存・保管するときに気を付けるポイント

ワインをワインショップや通販で買ったり、いただいた場合も「普段飲みにするにはもったいない」という場合もありますよね。

高価そうなワインなのでできれば誕生日やパーティなどのイベントの時に楽しみたいということもあるはずです。

そのようなときに、気になるのがワインの保管・保存でしょう。

ワインショップやレストランではワインセラーがありますからいいかもしれませんが、ご自宅ではこうはいきません。

 

・悪い状態で保存したら品質が悪くなってしまうかもしれない・・・

・ワインセラーがないからどうしよう?

・何年くらいなら保存してもだいじょうぶなんだろう?

 

ここでは、これらの疑問をすべて解消し、最高の状態でワインを管理する方法をご紹介します。

 

ワインを自宅で保存・保管する

ワインセラーは必要ない?

すでにワインセラーをお持ちの方には申し訳ないのですが、日本の気候ではワインセラーは特別必要ではありません。

もちろんワインショップやレストランなどの繊細な気配りが必要なところでは必要かもしれませんが、ご自宅ではそこまでこだわる必要はないというのが一般論です。

もともとワインはアルコールや酸、渋み成分が含まれていて、これらは保存に耐えうる成分です。

さらにワインには通常二酸化硫黄と言って酸化防止剤が微量に含まれていますのでもともと保存に向くようにできているのです。

ワインセラーは確かに保存に適する環境ではありますが、ご自宅の中でワインセラーのような環境の場所を探すか、作ればいいだけの話なのです。

 

保存・保管に向いている環境

では、ワインの保存・保管に向いている環境とはどのような環境でしょうか?

・温度変化が一定している

・温度が高すぎない

・湿度が乾燥しすぎていない

・直射日光が当たらない

これらがワインの保管に向いている環境です。

ポイントが4つもあるとそれだけで「そんなに気を付けないといけないの?」と思われるかもしれません。

しかし、ひとつひとつのポイントは厳密すぎるものではありません。

例えば押し入れであればこれらの環境はある程度備えていますし、キッチンの用具入れも悪くはありません。

 

保存・保管に向かない環境

では、逆にワインの保存・保管に向かない環境とはどのようなものでしょうか。

・温度変化が激しい

・高すぎる温度になってしまう

・乾燥しすぎる

・直射日光があたる

そうです。向いている環境の逆が向かない環境なのです。

例えば温度変化が激しいとワインの酒質に変化が起こり、最悪な場合コルクが盛り上がってそこから空気が侵入してしまいます。

直射日光が当たるとアミノカルボニル反応という特殊な反応が起こり、ワインに煮詰めたような香りが生まれてしまいます。

ただしあまり厳密に考える必要はありません。少し気を配れば避けられるものです。

 

最悪な保存方法は、冷蔵庫

ワインを冷蔵庫に入れっぱなしにして保存することも多いかと思いますが、実は冷蔵庫はワインの保存には最も向かない環境といえます。

冷蔵庫は空気を循環させ、雑菌の繁殖を防ぐため庫内が非常に乾燥しています。

乾燥はコルクを痛め、また、冷えすぎて熟成に悪影響を与えますので保存には向かないのです。

冷蔵庫は保存の目的ではなく、飲む直前に温度を調整するために利用するのがベストでしょう。

 

もともと保存に向かないワイン

前述のようにワインはもともと保存に向くように造られていると紹介しました。

しかし何でもかんでも保存させればいいかといえばそれは違います。

これは味気ない話ですが、小売価格で2000円以下のワインはできるかぎり早めに飲んだほうがいいと考えて間違いありません。

この価格帯は保存させて品質の向上を狙うものではなく、できる限り早く消費されたほうがおいしく感じるラインナップです。

例えばコンビニワインなどはデイリーワインなので熟成させても品質の向上は望めませんし、もともと保存に向くようには造っていないのです。

価格が上がると一般的にワインの成分に凝縮感が増します。

この凝縮感がワインの保存に好影響を与えますので、逆を考えれば当然なのかもしれません。

 

まとめ

ワインはもともと熟成に耐えうるように造られていますので、保存環境はあまり気にしないでもいいようになっています。

とはいえここに紹介した保管に向かない環境は品質を積極的に悪くさせるので避けましょう。

ご自宅であれば、冷蔵庫以外の場所で、押し入れや物入れの奥に箱に入れておけば問題ありません。

しかし、ひと夏を超す、となると温度が上がりすぎますのでできる限り涼しい場所を探しておきましょう。

 

ワインセラーは高価なワインを買いそろえたり、趣味が高じて何10本もたまってしまったというときに検討すれば大丈夫です。

 

 

 

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