ワインを楽しむための知識

ISOグラスとは?|なぜワインスクールでは統一されているの?

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ワインの勉強をしていくと、テイスティングで使われるグラスがどこでも同じようなものが使われていることに気づくと思います。

ワインスクールなどでもほぼ間違いなく同じグラスが使われていて、あまりにも自然すぎるので疑問に思わない人も多いかもしれません。

ですが、本来グラスは何をどのように選んでもいいはずですし、「自由に楽しめるのがワインの魅力」なのに不自然に思いませんか?

このグラスは”ISOグラス”というもので、このページをご覧になっている人はたいてい一度は見たことがあるはずです。

ここで不思議なISOグラスをすこし探ってみましょう。

 

ISOグラスとは?

国際標準化機構

ISOをグーグルで検索すると、”国際標準化機構”という言葉が目に入ります。

スイスのジュネーブに本拠地があって、参加国を見るとワイン生産地の主要国はほとんど参加していることがわかります。

国際標準化機構の成り立ちや組織体制については話がずれますので割愛しますが、この言葉からなんとなく「グラスにも国際標準の形を設定しよう」と設定した機関であることがわかると思います。

国際標準化機構は様々な分野において単位や規格をできる限り各国で共有しようという目的のもとに存在する組織なのです。

そして、この組織に認定されたグラスを”ISOグラス”といいます。

 

グラスを国際標準化することのメリット

ISOグラスは現在ではワインの世界ではどこでも目にすることができますが、なぜグラスを国際標準化させるのでしょうか?

ワインは嗜好品ですから同じワインでもある人にとっては「渋みが強い」かもしれませんが、ある人にとっては「渋みは強くない」というように感じるものです。

また、好き嫌いに関して言えばそれこそ千差万別なので「嗜好品なんだから規格を統一することはナンセンス」なんてことにもなりかねません。

ただしそれでは国際取引はできませんし、経済的に不合理でしょう。誰かがどこかで決断する必要があるのです。

ワインは嗜好品だからこそできる限り「品評するときは同じ環境で」というルールが必要です。

そして、グラスの形は味わいに大きな影響を与えるので「それであればテイスティングをするときはこのグラスに統一して用いよう」ということになった結果、ISOグラスが選ばれたのです。

 

ISOグラスは万能ではない

ISOグラスはワインのテイスティングにおいて、「意思の共有」には向いていますが、だからといってワインの魅力を最大限に引き出すというものではありません。

ISOグラスは大きくはありませんので一般のボルドーグラスやブルゴーニュグラスのような高級ワインには向きません。

また、高さもありませんので泡の立ち具合を愛でるという目的ではフルートグラスのほうが向きます。

ISOグラスはあくまでもテイスティングの感想を共有するためのものと割り切って使い、ワインバーやレストランではそのワインに合った最適なグラスを用いるべきでしょう。


最後までお読みいただき、ありがとうございます。

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