ワイン用語集フランスワインシャンパーニュの生産者シャンパーニュ地方生産者

ジョセフペリエ シャンパーニュとは?その特徴と歴史

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ジョセフ・ペリエは、シャンパーニュ地方シャロン・アン・シャンパーニュ(旧名称シャロン・シュル・マルヌ)を拠点に活動するワイナリーです。

グランドマルクに属するシャンパンハウスはそのほとんどがランスかエペルネ、ほんの一部にアイにある程度なのですが、その中にあってジョセフペリエはシャロンアンシャンパーニュに根付いています。

 

グランドマルクとは、いわゆるシャンパンハウスの栄誉なのですが、

・社業に伝統があり

・世界的な販路があり

・大規模な生産設備を持ち

・高品質の実績

の四つがその要件になっていて、ジョセフペリエはそのグランドマルクに属しています。

 

海外で需要の多い銘柄で、60%が輸出されています。特にイギリスでは、英国王室で重用されていることもあって高い人気を集めています。

 

プルミエ・クリュのキュミエールやオーヴィレールなどに合計20haの自社畑を所有しています。

ピノ・ノワールやピノ・ムニエを栽培しワイン製造に使う量のおよそ3割を自社生産しています。

その他は、代々信頼関係のあるコート・デ・ブランやヴィトリー・ル・フランソワといった地区の30の栽培者から買い付けています。

あまり宣伝をしないので日本では目立ちませんが、長年にわたって英国王家愛用の実績をもち、ヴィクトリア女王はジョセフペリエしか飲まないといったほどです。

エリザベス女王もこれに影響されジョセフペリエを愛飲し、王家の結婚式でふるまわれたため、キュヴェ・ロワイヤルの使用を認められました。

 

ジョセフペリエ

堅実なイメージのメゾン

ジョセフ・ペリエには、ピノ・ムニエ、ピノ・ノワール、シャルドネがほぼ3分の1ずつ使われています。

現在の当主は5代目のジャン・クロード・フルモン氏です。フルモン氏は、ジョセフ・ペリエの魅力についてバランスの良い味わいとフレッシュさと語っています。

 

熟成用のワインセラーには、古代ローマ時代に掘られた石切り場を利用しています。

洞窟の温度と湿度は一定に保たれているため、ワインの熟成に適しています。

 

派手なタイプのシャンパーニュではないので飲むだけでウキウキする、というものではありません。

そのスタンスはけばけばしさのない、センスのいいラベルにも表れています。

堅実でしっかりとした酒質を持つ酸味の筋のとおった味わいで、色合いは淡いのですが、色調よりも新鮮さが感じられるシャンパーニュです。

 

ワイナリーの歴史

もともとこのハウスはワイン商を営んでいたアレキサンドル・ペリエの息子、ジョセフペリエが設立したところに始まります。

ジョセフ・ペリエは、叔父のペリエジュエが1811年にシャンパン業を始め、これに刺激されて1825年に自分の名前と同じ「ジョセフ・ペリエ」という名前で創立するのです。

1874年にジョセフペリエがなくなると、孫のガブリエルが経営に立つのですが、この人にはこどもがいなかったため1888年にポール・ピトワ家に経営権が譲渡されます。

このポールピトワ家はもともとワイン商を続ける古い家系で、その子孫のジャン・クロード・フルモンが現在の経営者です。

 

前述のように、イギリスの王室に愛されていることで有名で、英国王室の結婚式でふるまわれたことで、「ロワイヤル」とよばれるようになりました。

また、現在でも王室からの需要は変わらず、2011年のウィリアム王子とキャサリン妃の結婚式に登場しています。

 

そのほかにも、ノーベル賞の授賞晩餐会で振る舞われたこともあります。日本のフランス大使館で常用されているなど海外で多くの活躍を見せています。

また、フランスのシラク元大統領が気に入っていて、在任中に娘とともにジョセフ・ペリエを訪れプライベートラベルが贈られたというエピソードもあります。

要するに名士好みのシャンパンだということでしょう。

 

すっきりとしてソフト、でしゃばったところがなく、ケチのつけようがない味わいが、個性的なキャラクターが白虎する社交界に向いているのかもしれません。