ワイン用語集フランスワインボルドー地方

芸能人格付けチェック2020年!ワインはラトゥール1959

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お正月の人気番組「芸能人格付けチェック!2020お正月スペシャル」。

毎回登場する一流とされる芸能人や有名人が二者択一の選択をして、その真贋を見極めることができるかを競う番組です。

毎年最初にワインの出題があり、およそ飲食店で100万円程度のワインと、5000円程度のワインを唎酒をします。

唎酒といってもどちらが100万円かどちらが5000円かを充てる二者択一です。

2020年のお題のワインはシャトーラトゥールの1959年です。

【まずはざっくり全体像をご確認ください】

2019年のワインはシャトームートンの1959年で、その時の記事はこちらをご覧ください→

 

2020芸能人格付けチェックのワインとは?

これまでのワインと難易度

いきなりシャトーラトゥールの解説の前に、番組を楽しむためにもこれまでのワインを振り返り、そして実際に唎酒をする難易度を検討してみましょう。

去年までの出題ワインは以下のとおりです。

2019年(赤ワイン

シャトームートンロートシルト 1959年

 

2018年(赤ワイン

シャトーペトリュス

フランス産テーブルワイン(5,000円)

 

2017年(赤ワイン)

シャトーオーブリオン(1928年)

テーブルワイン(5,000円)

 

2016年(赤ワイン)

シャトーラフィットロートシルト(1923年)

テーブルワイン(5,000円)

 

2015年白ワイン

モンラッシェドメーヌドラロマネコンティ(DRC) 2004年

カリフォルニア産のテーブルワイン(5,000円)

 

2014年(赤ワイン)

ラターシュドメーヌドラロマネコンティ(DRC) 2005年

アメリカ産のテーブルワイン(5,000円)

 

2013年(赤ワイン)

シャトーラトゥール 1949年

カリフォルニア産のテーブルワイン(3,000円)

 

2012年(赤ワイン)

ヴォーヌロマネ1級「クロパラントゥー」/アンリジャイエ 1994年

オーストラリア産のテーブルワイン(3,000円)

 

2011年白ワイン

モンラッシェ/ドメーヌドラロマネコンティ(DRC)2000年

アメリカ産のテーブルワイン(5,000円)

 

2010年(赤ワイン)

シャトーペトリュス 1990年

アメリカ産のテーブルワイン(5,000円)

 

このように、間違いなく歴史上もっとも評価の高いワインが登場します。

一方の5000円のワインは、銘柄が公開されているものもあればされていないものもあります。

 

では、実際の唎酒の難易度はどの程度のものなのか、これは想像でしかありませんが、実際にはなかなか難しいだろうというのが本音です。

正直に言えば、ソムリエの資格を持っていて、かつ、ある程度の経験を積めば間違いなく当てることは可能でしょう。

しかし、いくら登場する演者さんがワインに親しんでいるといってもさすがに限界があります。

また、1959年物のワインはすでに市場にはほとんど出回っていませんので、当てるとなると相当の経験が必要になってくるのです。

そのうえ、最近のワイン業界は底上げがすさまじく、5000円ワインといってもおいしいワインや上質なワインはたくさん見受けられます。

5000円もあれば本気でボルドーの1級シャトーと間違えるようなワインを見つけることは可能で、実際にワインブックスの仕入れをして本当に品質の底上げを実感しています。

 

 

 

2020年のお題はシャトーラトゥール1959年!

では、1959年のシャトーラトゥールを検討してみましょう。

シャトーラトゥールはフランスボルドーポイヤック村にある格付け1級シャトーです。


ポイヤックは、ボルドー地方でも花形中の花形のワイン産地で、世界で最も重要な産地といっていいでしょう。

シャトーラフィットロートシルト、シャトームートンロートシルトとともに、1855年の当時の格付けで1級にされます。

その後に格付けの見直しは行われていないので、「1級の座を守る」というのはやや無理がありますが、実際にその品質は確実にボルドートップ中のトップです。

ここ最近のワインアドヴォケイト(アメリカのワイン評価サイト。世界中のワイン界に強い影響力を持ちます)の評価は↑のとおりで、ほかの1級と同様、ほぼ上限いっぱいです。

ラトゥールのワインは深い色調と他では見られないほどの凝縮感と余韻をもちますが、一般的に言ってほかのシャトーが苦戦を強いられる年でも大きく品質を落とすことがない特徴を持ちます。

ちなみに1959年は100点満点中96点の評価です。

あまりにも1961年の出来がいいためかすんでい見えますが、本当のトップとはいえませんが、それでも戦後最高評価のワインの一つと言えるでしょう。

シャトーラトゥールのラトゥールは、LATOURが”塔”の意味を持ちます。

もともとボルドーが英国領だったころに海賊を撃退するために用意された要塞だったのです。

百年戦争の時にたるぼー将軍が敗退したときに砦は壊され、農園は崩壊させられました。

ちなみに現在のラトゥールの畑にポツンと立っている塔は給水塔で、ラベルのものとは全くの無関係です。

ご本人であれば本当に失礼かとは思うのですが、ブログでこの塔を写真でアップにして

「ラトゥールに来た!」

みたいな記事が国内海外にあるのですが、おそらくなにかしら勘違いしているかもしれないかもしれません。

お知り合いの方のブログで同様の記事があったら優しく静かに教えてあげたほうがいいかもしれません。

 

メドックワイン界の革新的存在

ラトゥールのモットーは

「今日の伝統は昨日の前進、今日の前進は明日の伝統」

というビジネスマンが聞いたら涙が出るほどの名文句ですが、実際に伝統保守の権化のようなボルドーワイン界においては革新的な存在です。

1964年ヴィンテージに、その年の前年に子のシャトーを買収したピアソン家が多大な資本を投下して醸造設備の改修を行い、それまではこの地方伝統の大樽での発酵槽から最新のステンレスタンクにシフトします。

その2年まえの1962年にシャトーオーブリオンステンレスタンクに変えていたのですが、メドックではラトゥールが最初で、これが当時のワイン界に衝撃を与えたのです。

というのも、当時のボルドーワイン界は木の大樽を発酵槽に使うのが常識になっていて、ステンレスタンクは信頼を得ていなかったのです。

これをラトゥールが採用し、メドックワインが本格的な近代化を始めるきっかけになったのは言うまでもありません。

 

実際のオンエアーの様子

番組が始まる前の前説で、ガクトさんがワインに対して熱い思いを語るシーンが続きます。

この段階で、ワインのテーマで番組のひとつのクライマックスが来ることを予感させます。

5000円のワインは、ボルドー産であることがここで明かされます。

そして、あとから知らされるのですが、1976年ものであることがわかります。

 

これは過去最高に難しい出題です。

 

 

古舘伊知郎さん

ワインは大好きですが、「頑張ります!」との一言。

まずはAグラスから。

グラスの持ち方はさすがに慣れています。

そして、はい、と一言。

Bのグラスが、ややオレンジがかっています。

そして、回答はAを選択。

「圧倒的な奥行き」と表現しました。

 

桐谷健太さん

ワインは実にたしなみます、とのことでした。

そして、ワインセラーも持っていると豪語しています。

ワイングラスの持ち方は慣れています。

二つのグラスを飲んだ時に、「え~」と笑いだしてしまいます。

つまり、答えに困っているのです。

そして回答はA。古舘さんと一緒になりました。

 

Aのほうが楽園の花畑ってこんな香りだと思う、とコメント・・・。

 

片瀬那奈さん

ワインはたしなむ程度ですが、100万と5000円は、飲まなくてもわかると豪語。

グラスの持ち方はいいのですが、口での空気の含み方がずるっとしてしまいます。

そして、回答はB。

回答は自信満々だったのですが、ほかの演者さんがAを選んだことを知ると急に不安な表情を見せます。

 

ここで正解はAと発表があります。

画面越しだとオレンジがかっているのはBに見えたのですが、これは難しい出題かもしれません。

 

ガクトさん

ガクトですから、自信あります、との一言。

Aのグラスを持つと、高く掲げて色調を見ます。

グラスの持ち方はさすが、シルエットも美しいです。

Aのグラスの段階で、画面は消えます。

 

しかし、迷っているのか、かなりの長い時間をかけていることが知らされます。

色調からかなり難しかったと予想されます。

 

ガクトさんの回答はA。無事に正解です。

 

飲んだ時の印象は、長い年月をかけた時間という職人が、ずっと磨き続けた。

口に含んだ時に、非常に柔らかい。

まちがいなくAだな。と。

 

 

 

志村けんさん

「お酒全般の見ますし、なんでもこいです」

グラスの持ち方も様になっています。

ここで5000円のワインも1976年物であることが知らされます。

これは迷って当然でしょう。

そして選んだのはB。不正解でした。

 

 

千葉雄大さん

普段は800円のワインですが、だからこそわかります。と豪語。

グラスの持ち方はきれいです。

そしてAのグラスを飲み干します。

Bのグラスを飲んだ時に、にやりと笑いますが、これはわからないときの表情です。

そして、Aのグラスを選択。正解です。

Aを「飲みやすいけど深みがある」とコメントをします。

 

乃木坂のお二人

普段お酒は飲みます、ワインも飲みます!と豪語します。

「アイドルですけど、お酒で勝ち取りたい」

グラスの持ち方はきれいです。

そして二人ともBを選択。不正解です。

 

 

 


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