ワイン用語集フランスワインボルドーのシャトーボルドー地方生産者

シャトーラトゥールカルネとは?その特徴と歴史

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シャトー・ラ・トゥール・カルネはメドック最古のシャトーの1つです。

メドックの中でも美しい丘に建てられた塔がシャトーの入り口となり、中世時代からの歴史を感じられる建物が象徴となります。

 

栽培面積は42ヘクタール、年間生産量は20000ケース弱と小ぶりなシャトーです。

小ぶりである上に日本では知名度は低く、そのため価格が低くおさえられていてコストパフォーマンスが高いシャトーです。

 

シャトーラトゥールカルネ

コストパフォーマンスの高いシャトー

メドックのサンローランに本拠地を構えるシャトーです。

緩やかな斜面の土地となり、砂利が深いながらも下層は石灰岩を多くふくむ粘土質の土壌となっています。

 

滑らかながらも濃厚なワインとなり、芳醇で洗練された味わいが特徴です。

2000年にシャトーの所有者が変わってからワインは現代的なスタイルとなり、高評価を受けています。

セカンドラベルは、1969年より生産されているレ・ドゥーヴ・ド・ラ・トゥール・カルネです。

 

ブドウ品種

栽培されているブドウの品種はメルローが半分を占め、カベルネソーヴィニヨンが40%ほどとなり、メルローの栽培比率が上回っています。

他にもカベルネフランやプティヴェルドも少量栽培されています。

 

ブドウの品質を高めるために、収穫量をキャノピー・マネジメントで制限し、手摘みで収穫後に厳しい選果されます。

発酵の際は大樽に集められますが、熟成は子樽で行います。

 

ワイナリーの歴史

この土地でブドウ栽培が始まったのは12世紀頃で、メドック地方でも最古となります。

シャトーの名前の由来は、この土地の領主ジャン・ド・フォワに使えていたカルネという騎士が献身の報いとしてこの領地を受け継いだことからカルネという名が付けられました。

ラ・トゥールには、「塔」という意味があります。

 

18世紀に入ってスウエーデンのルエルトン家が所有し、その後に長く同一家系で運営します。

1855年には格付け4級の認定を得て、品質の高さは評判でしたが、フィロキセラによってブドウが被害を受けて生産量が激減してしまいます。

その後は衰退の一途をたどり、その後1962年にオーナーがリプッシ家に変わった時は生産量は微々たるものでした。

その後に同家で畑は復元され、畑は回復して本来の品質を取り戻したのです。