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ランソン シャンパーニュとは?その特徴と歴史

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ボトルネックにあるレッドクロスのデザインがシンボルマークのランソン

スタンダードクラスのブラックラベルは花の蜜の香りとトーストの香り、長い余韻が楽しめるランソンを代表するシャンパーニュです。

 

ランソンは英国王室御用達であり、ウィンブルドンテニストーナメントのオフィシャルシャンパンなどにも選ばれている歴史と伝統のあるメゾンです。

それどころか各国の王家に愛され、乾杯に用いられるメゾンとして知られています。

 

1918年ころまでは自社畑を持たなかったのですが、このころから買い進め、平均して97%クリュを210ヘクタール以上所有しています。

これは生産本数の3割しか満たないので残りは長期契約のブドウ栽培農家家から買い取っています。

 

本拠地はランスにあり、プレステージ商品はノーブルキュヴェ(NOBLE CUVEE)です。

ランソン

王家御用達のメゾン

1760年創業、2006年にボワゼル・シャノワール・シャンパングループ(BCC)の傘下となったランソン。

ヴィクトリア女王以来英国王家御用達であり、スペインのアルフォンス王家、スウエーデンのグスダヴ王家でも愛用されている王家御用達のメゾンです。

これはもちろんワインの品質がいいということが前提ですが、ランソンという響きがどこの国の言葉でもウキウキした響きを持ち、ランソンと言い交して乾杯することが社交の場に都合がよかったのかもしれません。

 

2010年にはヴァレ・ド・ラ・マルヌ地区ヴェルヌイユ村にオーガニック栽培用16haの畑を取得。

そのうち8haのスペースでバイオ・ダイナミック(ビオディナミ農法)を行い、AB公式認定&エコセール公式認定&EUオーガニック認定を受けたランソングリーンラベルブリュットオーガニックを販売しています。

 

ワイナリーの歴史

1760年、シャンパーニュ地方の都市ランスでフランソワ・デラモット判事(当時は三権分立ができていなかったので行政のエリートのような役割)が創業したランソン。

元々は創設者の名前をとってデラモットシャンパーニュと名乗っていました。

そして1798年に彼の長男、ニコラ=ルイがその事業を引き継ぎます。

キリスト教カトリックの騎士修道会であるマルタ騎士団に所属していたニコラ=ルイは、マルタ十字のシンボルマークであるレッドクロスをモチーフにランソンのブランドエンブレムを採用しました。

そしてこのエンブレムは現在でもランソンのシンボルマークとして使用されています。

 

1823年にジャン・バプティスト・ランソンとパートナーシップを組み、1837年から社名をランソンに変更。

その後、1860年のヴィクトリア女王の時代に英国御用達のシャンパンに選ばれ、以来150年以上も英国御用達シャンパンとして愛され続けています。

 

各国王家に重用されることに象徴されますが、ランソン自体のイメージにけばけばしさやでしゃばったところを感じません。

味わいも酸味や果実味が押さえめ。典雅で穏やかな味わいを楽しめるもので、ワインを飲みしばらくしたころに味わえばまた格別に感じるでしょう。

 

乳酸発酵を行わないスタイル

ランソンは現在、多くのメゾンで使用しているマロラクティック発酵は行っていません。

 

マロラクティック発酵とはブドウに含まれているリンゴ酸を乳酸に変化させる発酵の方法のひとつ。

ワイン造りの北限にあたるシャンパーニュ地方は、日照量が少なく酸味の強いブドウになりやすく、これがワインの味わいを鋭いものにしてしまうのです。

それではとげとげしすぎるというスタンスから、ほとんどのワイナリーではマロラクティック発酵をさせます。

こうすることで酸度を減少させワインをまろやかな味に仕上がるのです。

ですがランソンはあえてマロラクティック発酵を行わいません。

昔ながらの伝統的製法でエレガントでありながらフレッシュな爽快感をがワインの特徴です。

そして、乳酸発酵をさせないことでワイン全体のPHはさがり、結果として長期熟成の出来るシャンパンを作り続けています。

 

もちろんこれらはビジネス上の戦略で取っている手法ですが、その土台となるブドウの成熟度合いが大きく影響を与えます。

換言すれば、これは熟成度合いがよいブドウを選び、ワインづくりをするというランソン社の強烈な自信の表れなのです。

 


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