ワイン用語集フランスワインボルドーのシャトーボルドー地方生産者

シャトーラスコンブとは?その特徴と歴史

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シャトー ラスコンブは、マルゴーに位置しており、メドックで2級に格付けされているシャトーです。

ラスコンブの特徴としては、メルロの比率が高いことが挙げられます。

メドックでは珍しく、粘土質石灰岩土壌を持つ区画があり、カベルネ ソーヴィニヨンからメルロへの植え替えが行われています。

作付面積はカベルネソーヴィニヨン50%、メルロ45%、プティヴェルド5%です。

 

ラスコンブは、ほかのボルドーのシャトーと違い、畑がシャトーを中心に分散していて、これが品質に一貫性がないと評価を受ける原因になっています。

もっとも、2000年以降は質の劣るブドウはセカンドラベルに回したり、ネゴシアンに売却するなどの努力を重ね、ワインの生産量を押さえて品質の向上を図っています。

セカンド ワインはシュヴァリエ ド ラスコンブ、所有する畑は84haと中ぶりのシャトーです。

 

 

シャトーラスコンブ

急回復のシャトー

ラスコンブの品質が向上したのは2001年にコロニー キャピタルが所有者となってからです。

コロニー キャピタルは、アラン レイノー氏やミシェル ロラン氏などの著名コンサルタントをシャトーに招き、改革を行います。

醸造所の改良や醸造方法の変更などを行い、素晴らしいワインが生み出されるようになりました。

生産量が以前の3分の1ほどになりましたが、これは収量を低く抑え、高品質なワインを造っている証拠です。

 

現在、収穫はすべて手摘みで行い、80~100%の新樽マロラクティック発酵を行い、合計18~20カ月の熟成期間が設けられています。

 

ワイナリーの歴史

ゲストハウスとしても高名です↑

17世紀にデュラス侯爵領であった土地をアントワン ドゥ ラスコンブ氏が買い取り、初代オーナーとなって命名しました。

ラスコンブは他のボルドーのシャトー同様様々な所有者の手に渡り、浮き沈みを経験します。

1855年格付けの時はマドモワゼル ユーが所有者でした。

 

1867年には、弁護士会の会長であるギュスターブ・シェ・デタンジュ氏が購入、現在のシャトー↑はアンジュ氏が建てたものです。

この一家にはジャン・ジュル・テオフォルという弁護士がいて、スエズ運河の帰属をめぐってエジプト政府との争訟に勝ったことで有名です。

その後に様々な所有者の手に渡りますが、一貫した経営者や顧問がいなかったためラスコンブの名声は地に堕ちます。

 

そして二束三文になったシャトーに180度の大転換が訪れます。

1952年にアレクシス リシーヌ氏がアメリカの大金持ちをバックに控えて購入し、ブドウ畑の改革を行い、シャトーの発展に寄与するのです。

アレクシスリシーヌは当時最高のワイン醸造家ともいわれ、急激にこのシャトーの名声を回復させます。

(もっとも、アレクシスリシーヌは1967年に自身が経営する会社ごとラスコンブを高値で売却し、自分自身はプリューレリシーヌに没頭します)

 

1971年にイギリスのビール醸造会社であるバス チャーリントンに売却。

そして2001年、現在の所有者であるアメリカの投資会社、コロニーキャピタルの手に渡ります。

 

 

ラスコンブは、2級に格付けされていながら、品質が伴わないということで低評価が長く続いていました。

しかし2001年にコロニー キャピタルがオーナーに代わってからは、目覚ましい発展を続けており、今後さらに注目されているシャトーです。

その設備投資と努力が実を結ぶ今が、実は一番の買い時なのかもしれません。


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