シャトー ラトゥール マルティヤックは、グラーヴの格付けて赤ワイン、白ワイン、両方とも格付けされているシャトーです。
セカンド ワインはラグラーヴ マルティヤックです。
以前建てれられたシャトーの一部の塔に由来し、シャトーラトゥールと呼ばれていましたが、ポイヤックの1級シャトーと競合してるしあれなんでということで、所在地のマルティヤックを名前に付けました。
シャトーラトゥールマルティヤック
モンテスキュー家のワイン
所有する畑は45haです。20世紀初頭までは白ワインのみ生産していましたが、今は赤ワインのほうが白ワインよりも多く生産されています。
白ワインの栽培面積は、セミヨン60%、ソーヴィニヨンブラン35%、ミュスカデル5%です。
赤ワインの栽培面積はカベルネソーヴィニヨン60%、メルロ35%、カベルネフランとプティヴェルド合わせて5%です。
栽培は有機栽培で行います。
発酵は3週間行い、一部は樽内でマロラクティック発酵を行います。赤ワインは新樽率50%で15~18カ月熟成されています。
ワイナリーの歴史
元々この地の大地主であるモンテスキュー家の一部を分離してて造ったシャトーだとされています。
ボルドーのネゴシアンであるエドゥアール クレスマン氏が1871年に独占販売権を取得します。
そして息子のアルフレッド氏がシャトーを取得し、クレスマン家が経営管理していきます。
取得後、アルフレッド氏が現在のラベルをデザインしました。
1940年からはアルフレッドの息子のジャン氏が経営を管理し、1955年に正式にシャトーを継ぎます。
そして二人の息子と共に畑を広げていきます。
1989年には醸造所を改修し、ジャン氏の二人の息子であるトリスタン氏とルイック氏がそれぞれ経営担当、技術担当として中心となり、シャトーを運営しています。
白ワインは以前より評価が高かったのですが、赤ワインは少しオークのニュアンスが強すぎると言われていました。
しかしミッシェル ロラン氏がコンサルタントに招かれてからは、評価が高まっており、現在も成長中であるとされています。