ワイン用語集スペインワイン

レルミタ ワインとは?特徴とブドウ品種

1997年に創設されたボデガ アルヴァロ・パラシオス(ALVALO PALACIOS)のキュヴェです。

世界的なワイン評論家、ロバート・パーカーが5ツ星生産者と評価するアルヴァロは“プリオラートの4人組”の1人として知られています。

廃れてしまった土地を銘醸地にまで高め、イギリスのワイン専門誌『Decanter』において2015年にはマン・オブ・ザ・イヤーを、翌年にはワインメーカーズ・アワードを受賞しました。

リオハのボデガに生まれ、名だたるシャトー、ワイナリーで研鑽を積んだアルヴァロ渾身の赤ワインは大変な希少のあるワインです。

レルミタ

特徴と価格

特選原産地、DOCaに認定されているプリオラートはモンサン山脈の南側の傾斜地。

ボデガがあるグラタヨップスはその南西部に位置するため、畑も急勾配の階段式です、そのため機械は使えずすべて手作業です。

グラヴィティ・システム(搾汁機よりも低い位置に発酵槽を設置すること)を採用、運搬することで、ブドウにストレスを与えないよう配慮しています。

除梗も手で行い、オークの新樽で16か月熟成。清澄は行いません。

ビオ・ディナミで育てたガルナッチャを80%(グルナッシュのこと)にカリニャン白ブドウをブレンドしています。

  • 80%

    GARNACCIA

通常、8万円~10万円ほどですが、稀に3万円台で扱っているショップもあります。

手間暇かかった、高品質のワインの割には廉価と言えるでしょう。

スペインは長年国内向けのマーケティングを行っていたため、ワインは概して抑制のきいた価格になっているのです。

 

レルミタは、一言で言えばブドウの風味の凝縮感に強烈な印象を残すワインでしょう。
 
一口口に含むとどうだといわんばかりのブドウの風味が口いっぱいに広がります。
 
樽熟成の印象も感じられますが、それを覆い隠してさらに余るほどの果実の凝縮感があり、滑らかで上質な渋みも合わさって唯一無二の味わいになっています。
 
果実味が落ち着き、味わいがこなれるまでレルミタの真価は10年以上の熟成を待つ必要があるでしょう。

 

レルミタの意味”人里離れた教会”

プリオラートでは12世紀ごろ既にブドウの栽培やワイン造りが行われていました。

スカラデイ修道院で醸されるその製法はやがて庶民にも伝えられていきます。

プリオラートという地名は修道長を表すプリオラに因んだもの。ボデガ・アルヴァロ・パラシオスのすぐ近くにはカルトジオ教会があります。

教会から続く傾斜地には階段式のレルミタ畑。

レルミタというのは人里離れた教会という意味です。

ホセ(ヨゼフのスペイン語読み)やマリアという名前が多いことでもわかるように敬けんなクリスチャンが多いスペインの、まさに神の雫というわけですね。

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