ワイン用語集フランスワインローヌ地方

リラック ワインとは?特徴とブドウ品種、合わせる料理

リラック(LIRAC)は、赤・白・ロゼワインを生産するローヌ南部のAOCです。

比較的どのワインもカジュアルに楽しむことができるので、ローヌ南部のワインを手軽に楽しみたい時におすすめです。

もっとも、国内消費も多く、輸出向けもベルギーやドイツ、アメリカが多く、日本には全体の1%程度しか輸入されません。

 

ローヌのほかのワインもそうなのですが、年による差がほとんどなく、品質も安定しています。

 

なお、綴りをみるとどうしてもライラックと呼びたくなりますが、これは若い日本のソムリエであれば誰でもする間違いです。

当サイトのユーザー様であれば、できれば最初からフランス語読みでリラックといってみたいものです。

リラック ワイン

ワインの全体像

ローヌの南部に位置し、ローヌ川右岸のリラック村を含む4つの村が生産をしています。

ロゼワインのAOCとして有名なタヴェルが近くにあり、赤・白・ロゼワインが生産されています。

その中でも赤ワインが最も多く生産されています。

ブドウ畑の栽培面積は800haで、約2000ヘクトリットルを生産しています。

 

土壌は珍しい砂質土壌をメインに赤い粘土土壌と石灰岩の混ざったものとなり、保温性のある丸石によって昼間に熱が蓄えられるためブドウが熟成されます。

赤ワイン用のブドウ品種はグルナッシュシラー、ムールヴェールが栽培されています。

白ワイン用は、クレレット、グルナッシュ、ブランです。

ロゼワインは40%以上のグルナッシュと、シラーとムールヴェールを合わせて25%以上使用することが規定になっています。

 

ワインの味わい

赤ワインは、濃いルビーの深い色となり、ベリーやチェリーなどの果実が凝縮された味わいのフルボディタイプです。

甘さだけでなく酸味とのバランスが良く、比較的飲みやすいワインです。

5年以上の熟成に耐えられるので、熟成させて違った味わいを楽しむこともできます。

 

白ワインは、香り高い品種で作られているため、芳醇なアロマが特徴的です。

酸味がフレッシュで、飲みやすく、日常消費型のワインといえます。

 

ロゼワインは、イチゴやサクランボのような甘いアロマが特徴となり、上品な酸とまろやかなタンニンを楽しめるバランスの良さが魅力です。

良質なロゼワインですが、AOCタヴェルが隣接しているため影に隠れています。

 

楽しみ方のコツ

赤ワインは15度くらいが適度な提供温度となり、甘みと酸味の中にスパイシーさも感じられるため、肉料理でもジビエ料理やグリルした肉料理、牛ステーキなどと相性が良くなっています。

例えば子羊肉をハーブでマリネして、炭火で豪快に焼き上げたようなお料理は、考えただけで最高のマリアージュでしょう。

 

白ワインは、魚介料理との相性ももちろんいいですが、酸味を楽しむには熟成の浅いカマンベールチーズとのマリアージュが最高です。

ロゼワインは、トマトサラダやスパイスの効いた前菜などと合わせると相性が良いでしょう。

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