ワイン用語集イタリアワイン

ロンバルディア州のワインと地方料理|ブドウ品種と特徴

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ロンバルティア州は、イタリア北西部に位置する州で、州都はミラノです。

ロンバルディア州を知らなくてもミラノは知っている人がほとんどで、「ミラノがある州」といったほうが早いかもしれません。

ロンバルディアという州名は、「ロンバルド族が統治していた土地」が語源になっています。

 

イタリアの中では文化・経済の中核を担っている州で、面積では20州中3位ですが、最大の人口(およそ1000万人)を持ち、GDP(国内総生産)の5分の1を生産しています。

 

ロンバルティアで生産されるワインの特徴は、バリエーションの豊富さです。

北にはアルプス山脈があり、周囲には多くの湖が点在しています。

南部にはポー平野が広がり、イタリアで最長のポー川があります。

 

山脈付近は冷風によって昼夜に寒暖差が生まれ上質な香りのワインができ、湖の近くは温暖な気候となり果実味の豊かな仕上がりとなります。

そして、ブドウの栽培がしやすい平野部では日常的に消費することを目的に作られる、デイリーワインの量産が行われています。

 

ロンバルディア州のワイン

代表的な赤ワイン

ヴァルテリーナはロンバルティアで生産される赤ワインの中でも代表的なものといえるでしょう。

ヴァルテリーナは、DOCGやDOCを含む良質なワインを製造している地域です。

DOCにはヴァルテッリーナ・ロッソ、DOCGはヴァルテッリーナ・スペリオーレ、スフォルツァート・ディ・ヴァルテッリーナといった種類があります

これらはネッビオーロ種のブドウを用いて醸造されており、長期熟成にむいた広がりのあるアロマを持ったワインに仕上がっています。

 

代表的な白ワイン

 

ロンバルティアでは、イタリアで最も有名な発泡酒(イタリア語でスプマンテといいます)の「フランチャコルタ」が造られています。

品質においてはフランスシャンパーニュに次ぐレベルにあって、価格も高価です。

 

シャルドネ、ピノ・ノワール、ピノ・ビアンコを使って醸造し、最低18カ月の瓶内二次発酵が必要です。

その明るい果実味は「人生の喜びに満ちている」とも表現され、非常に高い人気を誇っています。

フランチャコルタは生産量も少なく、しかもその9割程度がイタリア国内で消費されてしまうため世界的な知名度はそれほどでもありません。

しかし、その繊細な味わいは和食ともよくマッチするため、日本では特に人気があり最大の輸出先になっています。

 

ロンバルディア州の地方料理

カッスゥーラ↑(CASSOEULA)・・・豚肉のバラ肉や肩肉、ソーセージなどとちりめんキャベツを煮込んだ料理

ネルヴェッテ(NERVETTE)・・・仔牛の足を煮込み、その肉をほぐしゼラチン質で冷やし固めた料理

ポレンタ・オゼイ・・・粗びきのトウモロコシ粉(ポレンタ)をかゆ状にして、野鳥のバター焼きを添える

このほかにも多数の地方料理があります。

また、経済の中心地ということから星付きレストランも多く、北部の高級料理店はロンバルディア州に集中しています。